お昼も食べ、そろそろオリャンタイタンボの遺跡へ向かうことにします。
これはインカ帝国の砦の遺跡です。
この名前はオリャンタイとタンボの二つの単語から成っているそうですが、オリャンタイというのはケチュア語で「見下ろすための場所」という意味で、タンボは「宿や食べ物などを旅行者に提供する街」という意味を持つそうです。日本だと江戸時代なんかに存在していた旅籠のような存在でしょうか。
残念なのは、かつてスペインの支配下になった際に太陽神殿を含むほぼ全てのものが奪われたので、当時の姿を見ることは出来ないということ。
南米を旅しているとよく、スペインの侵略者たちに対して嫌悪感を抱いてしまいます。
もちろんスペインという国は好きだしスペインにも友達はいるので、あくまで当時の侵略者たちが行った残虐な行為を辛く思います。
それはもちろん世界の歴史を振り返るとこれに限ったことではないですが。。。
遺跡の上から眺める景色が素敵でした。
遺跡内の下の方にはアルパカがいます。
可愛くてつい近づいて写真を撮りたくなっちゃうんですが、
私たちより先に来ていた親子の娘さんは、近づきすぎてアルパカにツバを吐かれたそうです。
可愛いけど、ツバをかけられるのは嫌(笑)。。。
翌日、パタカンチャという川の向かい側の急斜面にある建物まで登ってみることに。
ちょうど↓の写真の中腹下あたりにある建物です。
この門をくぐり少し登り、
ここで名前や国籍など登録をします。
実は昨日も来たんですが、坂がなかなか急できつかったので途中で引き返したのです。
今日は時間をかけて最後まで登ります。
振り返ると、昨日訪れたオリャンタイタンボ遺跡が見えます。
道はどんどん過酷になってきます。。。。
相変わらず標高が高いので息切れは激しいですが、休憩しながらようやく到着。
この建物がどう使われていたかはいまだに不明だそうですが、兵舎、もしくは牢獄だったという説などがあるそうです。
山に囲まれた素敵な景色に溢れたオリャンタイタンボは、癒しの場所でした。
オリャンタイタンボはクスコからマチュピチュに行く途中にあるので、マチュピチュに訪れる際はぜひ立ち寄ってもらいたい場所です。