世界遺産|コルドバの大聖堂メスキータ

・世界遺産/World Heritage Site

アンダルシア州にあるコルドバにやってきた私たちは、世界遺産であるメスキータという大聖堂へ訪れました。

メスキータ[mezquita]とは、スペイン語でモスクのこと。
長い歴史を遡ると、イスラム教のモスクとして親しまれた時代も続きましたが、現在はカトリック大聖堂となっています。

そんなメスキータに訪れたのは朝の8時半。

朝が苦手な私にとって、なんでそんな早い時間に来ることになったかというと。。。

ミナレット(モスクの塔)

この大聖堂は、朝8:30-9:30の間だけ入場料が無料なんです。
通常だと大人1人11ユーロ、約1,586円(2023年3月時点)かかってしまうので、これは起きない手はありません。

入り口まで来ると、思ったより人が並んでいてびっくり。そりゃまぁそうか。

8時半ちょうどに門が開き入場開始。

入り口はこの右側

6世紀から7世紀に聖ビセンテ教会がこの地に建てられたのち、785年には教会の半分をイスラム教モスクとして建て替えられました。そして、今度は1236年にキリスト教の勢力に押され、ここに礼拝堂やら大聖堂やらを設け出しました。

結果、ここはイスラム教とキリスト教の融合する建物となりました。

入り口を入り、まず目の前に広がるのは「円柱の森」と呼ばれる特徴的な柱の数々。

この柱は現在856本あると言われています。

柱によって色が違う

柱に使われているのは、ジャスパーという碧玉や大理石、かこう岩など様々。
なぜ材料が統一されていないかというと、当時イタリアから材料を運んでくる際、同じものを調達することができなかったためなんだとか。
「今回はジャスパーね〜。」「はい、今回は大理石で〜す。」みたいな感じで送っていたんでしょうか。

キリスト教とイスラム教の融合

こちらは「ミフラブ」と呼ばれるイスラム教徒たちの祈りの場。

このくぼみに向かってお祈りを捧げるのですが、くぼみは必ずメッカがある西を向いています。

職人さんらしき人たちが修繕などをしていました。これも朝だからでしょうか。

こちらはオレンジの庭

オレンジの庭

ここは元々モスクとして活躍していた時、イスラム教徒たちがここにあった池の水で清めていた場所。

大聖堂を出て周りを歩いていると、カメラを構えて外壁を撮っている人がいたのでふと見てみると、モスク時代の模様が残っていました。ここもフォトスポットのようです。

大聖堂の中“イスラム建築を探せ”のような楽しさもあり、唯一無二の体験ができた気がします。

さて、そろそろ寒さも限界になってきたので日に当たりながら一旦ホテルに戻ろうと思います。

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