世界遺産|ギザの三大ピラミッド

・世界遺産/World Heritage Site

今日は、いよいよエジプトの最大のスポットであるギザのピラミッドへと向かいます。

滞在しているホテルのマネージャーが親切にもピラミッドの入り口まで車で送ってくれました。

私たちは北側の入り口から入ることに。

こちらから入ると、スフィンクスのある出口までの方まで緩やかな下りになり、暑い中歩くのも少し楽なはずなのでこちらの入口を選びました。

暑いと言っても2月上旬なんですけど。日中は基本暑いです。半袖で十分。ちなみに1月2月は現地の人からすると季節は冬。革ジャンを着ていたり、ファーがついたコートをきている人たちもいます。私からすると見るだけで暑いんですが、育つ環境が違うと体感気温も変わるんですね。

入場料は大人一人200ポンド。約1,470円(2022年2月時点)
それぞれのピラミッド内に入る場合は、それぞれ別途料金が必要です。(クフ王:400,カウラー王:100,メンカウラー王:閉鎖)
チケットカウンターは1カ所あり窓口は3つ。

一番左は現金のみ。一番右は現金とVISAと書いてあり、カードで払うため右に並ぶことにします。

いざカードで払うと、Errorの表示が出ました。スタッフの人曰く通信がダウンしたそうです。通信の不安定さが定評のエジプト。

チケットも無事キャッシュで購入し、ゲートを通ります。遊園地の入り口などにありそうなゲート。チケットのバーコードをかざすと棒がおりて通れるのですが、このゲートも動いていませんでした(笑)。一番奥にはゲートがない通り道があったのでここを通ります。
ゲートを通り、最初に見えるのは一番古くまた一番大きい大ピラミッドが出迎えてくれます。

遠くから見ても十分大きいですが、近くで見ると一体何なのか全くわからないほど凄まじい大きさです。

このピラミッドは有名なクフ王のピラミッド。エジプトで最も大きく最も美しいとされるピラミッドです。
一番上まで石の段は202段あるそうです。高さにして146.6m(現在の高さ138.8m)。エジプト考古学者の河江肖剰さんは一番上まで登ったことがあるそうですが、ここからのアングルだとその凄さがより分かります。

もう崖みたい。

ピラミッド周りを歩いているとカイロ大学の女子学生二人が私たちに話しかけます。観光地では学生が外国人観光客にインタビューをするというのはチラホラあるようで、トルコのイスタンブールでもありました。
カイロ大学の観光学を学んでいる彼女たちは、観光に関して様々な質問をします。質問数は全部でおそらく20近くとちょっと多め(笑)。主な内容は彼女たちが作成中、もしくはこれから作る観光案内ガイドのアプリについてで、より良いものにするために実際エジプトを旅行中の外国人から生の声を集めているという感じでした。エジプトで観光中に不便に感じたことは?という質問には、とっさに良い答えが出てこなかったんですが、「正式な料金を知るのが難しい」ということだけは伝えられました。ネットで調べても実際の料金は行ってみると違っていたりしたので。
彼女たちの手で今後のエジプトの観光業がより良いものになりますように、と願いつつインタビューを終了し、先を進みます。進んだところですぐにラクダライドの勧誘があります。さっきの子たちに言えばよかったことが頭によぎります。

「このしつこい勧誘を廃止し、料金を一律にして駅のタクシーみたいに押し出し式にして!」と言うこと。ピラミッドのみならずエジプトの印象がグッと上がるはず。
ただ予想していたほどのしつこさはなく、びっくりでした。もっと、腕を掴まれたり商品を勝手に手に持たされてお金をせがまれたり。。。そんなことを想定していたんですが、ちょっと拍子抜けでした(笑)。

こちらは真ん中に聳え立つ、カウラー王のピラミッド。

こちらのピラミッドの高さはかつては143.87m(現在の高さ136m)上部には元々全体を覆っていた化粧石が残っています。元々は白く輝く綺麗な四角錐だったようです。
今から約4,500年ほど前のピラミッドは一体どんな姿をしていたのか、益々興味をそそられます。

最後に訪れたのは3つの中でも一番小さなピラミッドメンカウラー王のピラミッドです。

一番小さいとは言え、建てられた当初は高さ65.5mありました。(現在の高さ62m)

一部穴が空いているのがわかります。穴と言うには大きすぎますが、これは昔ピラミッドを破壊しようとした時にできたものだそうです。考えらない行動ですが、この穴があることで、ピラミッド内部と外部を同時に見ることができるため実はピラミッドの謎を紐解くのに、今となっては重要な箇所の一つになっているそうです。

スフィンクスは、期待していたほどの存在感はありませんでした(笑)

とは言え、長さが72.55m、高さは20.22mと決して小さくはありません。ただバックには壮大な存在感を誇るピラミッドが聳え立っているので、どうしても脇役となってしまうのかもしれません。

このスフィンクスの前にはスフィンクス神殿がありますが、この神殿もスフィンクス自体もなんと未完成。どうしてこんな立派なものを作り始めておきながら途中で放棄しちゃったんでしょうか。

こちらは、ルーフトップからの景色。

送迎してくれたホテルマネージャーが以前携わっていた2021年に完成したホテルに連れて行ってくれました。ここの景色は贅沢にも3つのピラミッドとスフィンクスを一緒に写真に収めることができます。

エジプトのピラミッドは、私たちが行きたかった場所の一つ。まずはその大きさにただただ驚かされ、その歴史や未だ解明されていない謎の数々が合わさって、体全身が魅了されました。

日本からだと辿り着くまでの道のりは決して簡単ではないかも知れませんが、一見の価値ありです。

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