観光|モライとマラスの古代遺跡へ

・ペルー/Peru

今日は久々の観光です。

アルマス広場でガイドさんと待ち合わせ。

クスコからバスで1時間半ほどのところにある観光地3ヶ所を一気に半日観光ツアーで巡ります。

最大12名と聞いていたツアーは、まさかの18名(笑)。

私たち以外にスペイン語話者じゃない人たちは、ブラジル人2組やドイツ人夫婦1組もいましたが、みんなスペイン語が達者のようで、私たち2人だけのために添乗員の方はスペイン語のあとに英語で説明してくれました。

まず最初に訪れたのは、チンチェロという町にある機織りの見学。

いわゆるお土産購入を目的としているのですが、これが意外になかなかの見ものでした。

街中でよく見ていた靴下やマフラー、ポンチョなどは原住民であるケチュアの人たちの手作り。

着色は全て野菜など自然のものを利用し、化学的なものは一切使っていないというのも大きな特徴。

ケチュアの女性の方がスペイン語と英語の両方で説明してくれたのもびっくり。

お茶も出してくれました。

モライ遺跡

次に訪れたのはモライという遺跡。

円形劇場のような形ですが、ここはかつてインカ時代に使われていた農場試験場と言われています

モライという名前は、元々ムユウライという二つの単語から成っていて、ムユはサークル、そしてウライは低い場所という意味だそうです。

ここでかつて、綿や様々な野菜を高度を少しずつずらし試験的に栽培して、無事育ってきたら別の場所に移し拡大して育てたそうです。

ここからは向こうにある雪山の風が吹き、涼しいんだよと教えてくれたガイドさん。

確かに、ここに立った瞬間、さっきまでの暑さが嘘みたいに涼しいのです。タンクトップになっていた私は若干寒いと感じるほどでした。

この風すらも、当時の人たちは農業を行うのに利用したのかも知れません。

マラスの塩田

最後に訪れたのは、マラスの塩田です。

6,000万年前は海だったことから、なんと標高3,200メートルのこの場所に塩田があるのです。
5,000ほどの区画に分けられている塩田は、それぞれ別の所有者が管理していますが、使われていないものもあるそうです。

今まで見たことのないなんとも魅力的な景色です。

どれも深さ30センチもないほど。それほど深くはなさそうです。

ここから今でも塩水が湧き出ています。

ちなみに、この塩田の塩の濃度は21%を超えるそう。通常の海水だと塩の濃度は3,4%というのでその濃さは約7倍。

せっかくなのでお土産に塩を購入しました。
一緒のツアーグループのドイツ人のお母さんは、海の塩は汚染されてるからこっちの方がいいわと言っていました。
なるほど。真実はわかりませんが、自分が納得したものを口にするのは
大事ですね。

というわけで、3カ所を巡る半日ツアーも終わりクスコ市内に戻ります。

1日に色んな情報を得たり、見たことのないような景色を見て、とても充実した1日になりました。

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