観光|カルナック神殿

・エジプト/Egypt

今日は、ナイル川の東側にあるカルナック神殿へ観光してきました。
紀元前1550年から1069年に繁栄していたテーベという古代の首都に建てられた神殿。
歴代の王が増改築を重ねて拡張された結果、巨大な複合体となって、およそ24万㎡の広さにまでなりました。

主に、エジプトの太陽神であり最大の神、アメン神に捧げられたアメン大神殿複合体となっています。

昨日出会ったハバシュ君が案内してくれるということで、フェリーを降りたところで待ち合わせです。
15分ほどナイル川沿いを歩いてようやく到着。
神殿までにはゲートが3つあり、その都度荷物検査があります。

1つ目の検査場

ちなみにハバシュ君曰く、ガイドでない限りエジプト人が外国人と一緒に観光地を訪れることは禁止されているらしく、検査場でバレると厄介なので、お互い知らんぷり(笑)。
日本じゃあり得ないですよね。。。

さて、3つのゲートを越えてようやく神殿に到着です。

上の写真は、この神殿で一番新しいゲート。それでも今から3000年ほど前に作られたものなので想像を超える古さです。
左右4つの穴には、旗をぶらさげていたそうです。(左側は一部崩壊しているため3つしかありません)

門の両サイドにはアメン・ラーの化身をした羊の姿がずらりと並びます。
神殿は、奥に行くほど古くなります。

この柱は神殿内に144本もあります。
柱は花などの植物を使って染色されていて、今でも僅かに黄色や赤、青色が残っています。その中でも緑が多く使われていたらしく、これは自然を好む神様のためだそうです。

太陽神アメン・ラーの像が至る所に建てられています。

頭には2本の羽があります。

この壁に描かれている表は、何曜日に何の貢物がいくつ入ってくるかを表したもの。
ⅠⅡのような数字が見えると思います。これはその貢物の数。数字の上にはそれぞれの貢物が書かれ、横には曜日が書かれているそうです。そして、各貢物の合計が一番下に書かれていて、右には曜日の合計が書かれています。

これって、今のエクセルシートですよね(笑)。
これが今から3〜4000年前にあったなんて、ちょっとびっくりです。

ハバシュ君は大学でエジプトの歴史についても学んでいて、彼のおかげで色々知る事ができたし見過ごしそうなところも余す事なく見れました。

その他にも、見どころが詰まったこのカルナック神殿。
ほんの一部をご紹介しました。40度を優に超える夏は観光どころじゃなく大変。おすすめは雨も少なく暑くない1月2月だそうです。今後訪れる予定のある方はこの時期をオススメします。

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