インド最南端の町、カニヤークマリ。
1年を通して平均最高気温が30℃から33℃で、平均最低気温はその10℃下。夏好きにはもってこいの町です。
到着した日、夕日を見に海岸近くのビューポイントへ行こうとすると、
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すごい人の多さでした。実際、何かの祭り時期だったそうで、インド各地から多くの家族連れなどが来ていました。
多すぎたのでこの辺りで引き返すことに(笑)。
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それでも、十分綺麗な海が見れました。ちなみにここは、東にはベンガル湾、西にはアラビア海、そして南にはインド洋が広がる場所。ネーミングだけでも壮大です。
翌日、町をぶらぶら。
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南インドは人が穏やかで、外国人だろうがそっとしておいてくれるんです。
トゥクトゥクの勧誘もほぼありません。あったとしても、一言「乗る?」と聞かれるだけ。
乗らないよ〜と伝えると、笑顔で「OK」と言って終わり。
お昼に行こうとしていたお店が満席で、且つみんなが食事を待っている状態で、これじゃいつ食べられるか検討もつかないということで、急遽別のお店に行ってみることにしました。
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ここも人が多かったんですが、料理はすぐ来ました。
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久々のターリー。ベジタリアンのカレーです。
もちろん激辛ーーー!美味しいけど。
このターリーはおかわり自由。インド人は無限におかわりをしていましたが、私には辛すぎてこれで十分でした。
ここから歩いて数分のところにはもう海が見えます。
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遠すぎて分かりにくいですが、右側には大きな像があります↓
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南インドの、詩人であり思想家のティルヴァッルヴァル。5〜6世紀のインドでは有名な人物だそうです。日本で言う紫式部のような人でしょうか。
左の小さな島には、船が随時出ています。その船に乗るために暑い中長蛇の列ができていました。
我々は遠目で見るだけにしました。
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こちらはキリストの教会。
南インドはインドの中でもキリスト教徒が多いと聞きましたが、実際教会をよく目にします。
翌日、頑張って朝日を見に行ってみることに。
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海辺に到着した頃にはもう既に明るくなっていましたが、ピンクがかった色がキレイです。
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インドの観光客がたくさん訪れていました。
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こっちの埠頭にもたっくさん。彼らは朝から元気です。
私はホテルに戻り、少し仮眠を取りました。。。
カニヤークマリで、忘れてはいけないのは南インド料理。
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お皿はバナナの葉っぱ。その上にカレーやご飯、パパド(レンズ豆や米粉などから作る極薄せんべい)を乗せていきます。
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あとは手で混ぜながらいただきます。外国人には無条件でスプーンがもらえるんですが、郷に従って我々も手で挑戦。
日本でこんな食べ方をしてたらヤバいですが、自分の指を使って直接口に運ぶこの食べ方だからこそ、美味しさが増します。
カニヤークマリは正直、半日で十分回れるほどの規模です。レストランやカフェもそこまで充実していないので、長期滞在する人は少ないかもしれませんが、この町の”海外旅行者に慣れていない感じ”が逆に居心地を良くしてくれます。インドの田舎の生活を垣間見れる町。
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