移動|ムンバイからジャイサルメールへ

・インドⅡ/IndiaⅡ

今日は4日滞在したムンバイを離れ、西のジャイサルメールへ向かいます。

12:15発の電車は、まさかの時間通りに出発。
まぁ、私たちが乗る駅が始発なので時間通りの出発は当然であったほしいんですが(笑)。

目的地のジャイサルメールに着くのは、9時。
9時は9時でも翌日の朝9時です。
なので、移動時間は約21時間。もちろん飛行機でも行けるんですが、それだと町の様子を見ることができないので。
料金は大人1人4,500円ほど。(ちなみに飛行機だと15,000円ほどします)

通路挟んで横に座っていたお父さんがなんとなく私たちに話しかけたそうな感じがしてましたが、しばらくして、案の定「君たちはどこから来たんだい?」と質問してきました。
それをきっかけに、インドにまつわる色んな事を教えてもらいました。
インド人は平均1人5言語は話せるとか、インドの29ある洲にはそれぞれ20ほどの郷土料理があるとか、、、

そして話はベジタリアンの話に。
インドには一体どれくらいのベジタリアンの人がいるんだろうと気になっていたので聞いてみると、だいたい2〜5%だと思うと言います。
ムンバイのレストランの様子だともっといると思っていましたが、意外に少なかった。
それでも5,000万人前後はいるので、数的には少なくはありません。
そして、お父さんたちももれなくベジタリアンで、彼が思う「命の持論」を教えてくれました。
人間はそもそも肉食じゃなく草食動物。ライオンやチーターのように牙なんてないし、水を飲む時も舌を使わず唇を使う。他の命を奪ってまで自分のお腹を満たす必要なんてない。
それを言われると愚の根も出ません。
日本でお肉を食べるとなると、既にカットされていたりスライスされていて命を頂いている感覚がほぼありません。
色々考えさせられます。

横には奥さんも一緒にいて、彼女が作った手料理をいただくことに。
彼らの出身地であるグジャラートの料理の一つ、テプラ

味はシンプルですが、ちょうど日本で言う塩むすびのような立ち位置でしょうか。こんな移動日にぴったりな食べ物です。

そして、電車が途中の駅で停車中にプラットホームから買ってきた「カムナ ドクラ」と言うのもご馳走になりました。

調べてみると、ひよこ豆や他の豆を発酵させ、練ったものと米で作ったものだそうですが、スポンジのような見た目で、ふわっふわなだし巻き卵のような感じ。
でも、なぜだか少し辛いんです。不思議。でも美味しい。

こういう経験は飛行機の移動だとなかなかできず、電車や鉄道の移動ならではのものだと思います。

彼らはムンバイに住んでいるので、またムンバイに戻ってきた時にはうちに泊まってインドの料理を色々食べさせてあげるよと言ってくれました。

インド人って、本当にみんなフレンドリーで優しいんです。もちろん全員ではないかもしれないし、インドで騙されたり嫌な思いをしている外国人も少なくないかもしれませんが、実際に私たちは素敵な人たちにたっくさん出会うことができています。もしインドに怖いイメージとか悪いイメージを持っている人がいれば、それはほんの一部だけで、大半はとっても素敵な人たちで溢れていると伝えたいです。

と言うわけで、そろそろ眠くなってきたので自分達の寝床に着くことにします。ベッドはupper(上)とlower(下)があり、私たちはupperの寝床です。
天井からこれでもかと言うくらいの強いエアコンの風が吹いていて、このままじゃ風邪をひくと思った我々は、風が吹いてくる穴をナイロンで覆い、テープで貼り付けることにしました。
寒さは一気にマシになり眠ることができましたが、早朝になると寒さで目が覚めます。
強い風に負け、ナイロンは見事に飛ばされていて、私はエアコンの風を受けていました。

幸い、体調を崩すことはありませんでしたが、海外の人の体温と私たちの体温が違うことを改めて感じました。ちなみにこんな中何人かのインド人はTシャツで過ごしていました。

電車は思っていたより遅延しておらず、結局40分ほど遅れて、9:40分に目的地であるジャイサルメールに到着。

ここが終点でもあります。

ここから歩いて予約しているホテルへ向かいます。歩いて約25分。バックパック担いで頑張ります。

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