今日は、お世話になったシーギリヤの宿を離れ、約90km南に下ったところにあるキャンディという街へ向かいます。
シーギリヤの宿は、ホームステイのようなアットホームな居心地が心地よく、もっといたいと思える宿でした。
先日、私がマンゴーが好きだけど日本だと高級でなかなか食べられないという話をしたからなのか、私にマンゴーを出してくれました。優しい。。。
宿のお母さんが着ていたワンピースが素敵だと伝えると、買ったお店を教えてくれました。
ちょうどキャンディへの行く道沿いにあるので寄ってみることにします。
中はZARAやH&Mのファストブランドの雰囲気。
一着300円台からのワンピースが買うことができ、私も漏れなく一着ゲット。破格の314円です。
これでまた荷物が増えました。
そして、キャンディへ向かう途中に立ち寄る予定のコーヒー工場へトゥクトゥクを走らせます。
地図では周辺の道が表示されていなかったので、近くの家のおばさんに聞いて、何とかたどり着きました。
kiyotaコーヒーという名前からもわかるように、元々日本人の方が立ち上げた工場。
清田さんは現在76歳。なんと7年前にオープンさせたそうで、それは彼が69歳の頃のこと。
今は日本に住んでいて、たまにスリランカのこの工場を訪れるようです。ちょうど先月に娘さんと来ていたそうで、その時の写真を見せてもらいました。
いつまでも元気でやりがいを持つことは素敵だなぁと思わされます。
ちなみに清田さんは、「コーヒーを通して見たフェアトレード」という本を出しているそう。コーヒー取引の闇深い裏側を知った彼が書いたこの本を、日本に帰った時に読んでみようと思います。
コーヒー好きなら耳にしたことがあるかも知れませんが、ここは生産者さんにも公平な賃金を支払えるような仕組みを作っているフェアトレードで売っている工場です。
基本的にはオンラインを通して注文を受けているそうで、オフィスには4名ほどの方がパソコンと向き合っていました。
我々の突然の訪問にもかかわらず、コーヒーの豆を買いにきた私たちの要望を聞いてくれました。
1kgの値段が4,500ルピーだから、私たちが希望した200gを900ルピー(約320円)で売ってくれると言います。
本当にフェアトレード?と聞きたくなるほどの値段。
ありがたく購入しました。
更に、ありがたいことに新鮮なコーヒーを一杯ずつ淹れていただきました。
匂いもさることながら、味はとっても新鮮で美味しすぎるコーヒー。
カフェで飲んだら一体いくらになるんだろう。。。
オフィス周りにあるコーヒーも見せてもらいました。
収穫したコーヒーを乾燥します。
開いているかどうか分からないまま運に任せてこちらの工場にやってきましたが、こんな素敵なおもてなしをしてもらいました。
惜しげもなく淹れてもらったコーヒーで心も体も満足し、再びキャンディーに向けて走ります。
道の途中でたまたま立ち止まったところの景色に癒されます。近くにあったとうもろこし屋で一つ購入。
インドで食べた茹でとうもろこしのような美味しさはなく、食感ももちっとしていてなんだか新鮮でした。(つまり、あまり美味しくは。。。なかった)
ここから数時間山道を走り、ようやくキャンディーに到着!
キャンディーはやや大きめの街で、交通量も多かったり、ホテルの周辺の道は坂道になっていてやや大変でしたが、無事ホテルに到着しました。
ここには一泊して、明日はヌワラエリヤというところへ南下します。