1985年に登録された世界遺産「イスタンブール歴史地域」は、4つのエリアから成り立ちます。
1.遺跡公園地区
2.スレイマニエ・モスクと付属保護地区
3.ゼイレク・モスク(旧パントクラトール教会)と付属保護地区
4.イスタンブール大城壁地区
特に、1.の遺跡公園地区には、アヤ・ソフィアや、トプカプ宮殿など、有名な建物が集まっています。
私たちが今回訪れた場所を、まとめてご紹介したいと思います。
アヤ・ソフィア
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ここは元々キリスト大聖堂として建てらましたが、オスマン帝国の支配下に入るとイスラム教モスクとして使用されていました。
そしてオスマン帝国滅亡12年後の1935年からつい最近の2020年までは、博物館として観光客を楽しませて来ました。
しかし2020年7月24日からは、イスラム教徒の声もあり再び祈りの場としてアヤソフィアはモスクに回帰しました。
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一般観光客は、現在無料で入場することが出来ます。
スルタンアフメト・モスク
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スルタンアフメト・モスク、またはブルー・モスクの名で知られるこのモスクは世界で最も美しいモスクと言われています。
実際にお祈りをするモスクとしても利用されているため、一般の人々が入れる時間は一日3回と限られています。
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しかし現在は改修工事のため、中はこんな感じでした。
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これは、飾られていた看板を写真に収めたものです。工事前は、こんな様子でした↓
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ステンドガラスも綺麗です。
機会があれば、改修工事が終了してからまた訪れてみたいです。
トプカプ宮殿
15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主、スルタンの宮殿として栄えた、トプカプ宮殿。
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門をくぐると、そこは平和な空間が広がります。
左手には「ハレム」の建物があります。
ハレムはイスラム社会における女性の居室で、ドラマ「オスマン帝国外伝」でもここが主な舞台となっています。
スルタンの母后、妃、子供たちと、それに仕える多くの女官や宦官がここで暮らしていました。
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この広場は宮殿の中でも一番大きく、女性達が集まり、時に歌ったり踊ったり宴が開かれていたそうです。
こちらは台所。
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1日、約15,000人から20,000人分もの料理を作っていたこの台所は、当時一番忙しい場所だったそうです。
また、展示物も多く飾られていました。
オスマン帝国時代、諸ヨーロッパなど海外から多くの武器や食器、飾りなどが献上されていたそうですが、日本からもありました。
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このトプカプ宮殿は、オスマン帝国の偉大さを肌で感じられる場所。
イスタンブールに来たら訪れるべき場所の一つだと思います。
スレイマニエ・モスク
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このスレイマニエ・モスクには、私たちが今ハマっているドラマ、「オスマン帝国外伝」の主人公で、1520年〜1566年にオスマン帝国の第10皇帝として在位していた「スルタン・スレイマン」やその妃の「ヒュッレム」、その子供達も眠っていて、歴史に近づいた気持ちになれます。
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モスクから見える景色も綺麗でした。
今回訪れた場所は、トプカプ宮殿以外は全て入場無料でした。無料になったことで、アヤ・ソフィアだけでも年間60億円の収益減は確実と言われているそうですが、我々観光客からしてみればありがたい話です。
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