今日は世間はクリスマス。我々は、トルコのアンタルヤ県内の移動日です。
この1週間滞在していたのが、アンタルヤ中心地。
そして、今日はバスで西に4時間進んだところにある「カシュ」という街に向かいます。
人口は約7,000人と小さな街ですが、海が近く観光地ということもあって観光客で賑わう街でもあります。
アンタルヤの中心地からカシュへ行くにはトラムで”otogar“という駅で降り、そこから歩いてすぐのバスターミナルから出ているバスに乗る必要があります。
カシュに行くバス会社は一社しかありません。
35席ほどの小さなバスで、平日週末問わず1時間に一本の運行状況です。
事前予約は不要で、バスに直接乗り込むシステム。
スーツケースも大丈夫です。
所要時間は約4時間で、途中休憩をはさみます。値段は49リラ。(私たちが購入した時だいたい510円ほどでした)
日本の交通機関ではあり得ない値段設定です。
時間通りに事が進む社会で育った私たちにとって、海外の公共交通機関は、緊張を伴うものですが、ここトルコもまた例外ではないようです。
事前には11時30分に出発すると聞いていたのですが、実際に出発したのはそれから15分経った11時45分。旅慣れた人にすればこんなものは許容範囲でしょうが、これも一つのカルチャーショックです。
バスはスピードを出して飛ばしますが、走っている途中で幾度となくスピードを緩め止まるのです。
そうこうしていると、バスに人が乗り込んできます。なるほど、ヒッチハイクスタイル。
運転手に行き先を聞き、自分の目的地と異なれば乗らず、そうならば乗り込む。シンプルです。
日本ならバス停以外でバスが停まることは、私の知る限りあり得ないですが、こちらはどこもかしこもバス停になり得るのです。(もちろん市内を走るようなバスは勝手が違うと思いますが)
気づけばバスはほぼ満員。
カシュに着くまでに、トイレ休憩は1回ありました。(女性の方はティッシュを持っていく方が賢明です!)
バスの出発合図は「クラクションを鳴らす」。わかりやすいですね。だいたい10分ほどは停まっていたと思います。
そのあと、バス代を集金です。なんでこのタイミング!?と思いましたが、この休憩地点までに、路上で次から次へと人が乗ってきたので、ここが一番分かりやすいと言う事ですね。
バスは、海沿いを走ります。
なんだか海の景色って安心します。
そういえば、乗り込む時はヒッチハイクスタイルでしたが、降りる時も結構自由。「ここで降ろしてー」のようなこと(トルコ語なので確信はありません)をドライバーに言うとバスは停まり、その乗客は降りていきます。
その自由な感じ、いいですね。
そんなこんなで4時間のバス移動は、特に苦労なく順調に着きました。(海外のバス移動じゃ結構意外)
こぢんまりとした街ですが、明日以降にでも色々散策してみようと思います!
この街には年明けまで滞在予定で、のんびりしつつ色々試してみたいこともあるので、それも追ってアップしていきたいと思っています。