実際にウズベキスタンを旅をして感じたのは、英語はまだまだ通じないということ。
街中には、ウズベク語とロシア語での表記ばかり。
ロシア語が少しでも読めたら、旅がスムーズに行くはず!
(ウズベキスタンに行く前に、どっちの言語を勉強しようかと思った時に、ロシア語の方が使用されている国や地域も多そうだから、今後ロシア語圏に行く時にも使えるかな、、、という理由でロシア語にチャレンジしてみました。)
ということで、ロシア語の文字、キリル文字を簡単にご紹介。
| А | Б | В | Г | Д | 
| Е | Ё | Ж | З | И | 
| Й | К | Л | М | Н | 
| О | П | Р | С | Т | 
| У | Ф | Х | Ц | Ч | 
| Ш | Щ | Ъ※1 | Ы | Ь※2 | 
| Э | Ю | Я | 
※1 「トゥヴョールディーズナーク」前後の音をハッキリ発音するための記号。
※2 「ミャーヒキーズナーク」は手前にくる子音の音を弱めに発音するための記号。
キリル文字は33文字。(アルファベットは26文字)
まずは、アルファベット読みをしようとするとこんがらがるちょっと厄介な文字を7個ピックアップ!
この表だと緑色で表記されている文字です。(上がキリル文字で下がローマ字)
|   А ↓ A  |   Б ↓ B  |   В ↓ V  |   Г ↓ G  |   Д ↓ D  | 
|   Е ↓ ye  |    Ё ↓ yo  |  Ж ↓ J  |   З ↓ Z  |   И ↓ I  | 
|   Й ↓ y  |   К ↓ K  |   Л ↓ L  |   М ↓ M  |   Н ↓ N  | 
|   О ↓ O  |   П ↓ P  |   Р ↓ R  |   С ↓ S  |   Т ↓ T  | 
|   У ↓ U  |   Ф ↓ F  |   Х ↓ H  |   Ц ↓ ts  |   Ч ↓ ch  | 
|   Ш ↓ sh  |   Щ ↓ shch  |   Ъ ↓ ※1  |   Ы ↓ y  |   Ь ↓ ※2  | 
|   Э ↓ E  |   Ю ↓ yu  |   Я ↓ ya  | 
左がキリル文字で右が英語のアルファベット (かっこの中は読み方をカタカタで記しています)
- B→V  (Ba = ヴァ)
 - E→ye  (Ye = イェ)
 - H→N  (Ha = ナ)
 - P→R  (Pa = ラ) 巻き舌で
 - C→S  (Ca = サ)
 - У→OO  ( У = ウ) Yは日本語のうに近い音
 - X→H (Xa = ハ) 日本語のハ行と違い、上顎の奥の部分と舌を近づけ、その隙間から息をゆっくり吐き出す音(つまりツバを”カーペッ”と吐く時の”カー”に似てる)
 
次は、文字自体はアルファベットに無いけど、音はアルファベットにもある文字を12個!
この表で赤色の文字です。
|   А ↓ A  |   Б ↓ B  |  В ↓ V  |  Г ↓ G  |  Д ↓ D  | 
|   Е ↓ ye  |    Ё ↓ yo  |   Ж ↓ J  |   З ↓ Z  |   И ↓ I  | 
|   Й ↓ y  |   К ↓ K  |   Л ↓ L  |   М ↓ M  |   Н ↓ N  | 
|   О ↓ O  |   П ↓ P  |   Р ↓ R  |   С ↓ S  |   Т ↓ T  | 
|   У ↓ U  |   Ф ↓ F  |   Х ↓ H  |   Ц ↓ ts  |   Ч ↓ ch  | 
|   Ш ↓ sh  |   Щ ↓ shch  |   Ъ ↓ ※1  |   Ы ↓ y  |   Ь ↓ ※2  | 
|   Э ↓ E  |   Ю ↓ yu  |   Я ↓ ya  | 
- Б→ B (Бa = バ)
 - Г → G (Гa = ガ)
 - Д →D(Дa = ダ) ロシア語でДaは「はい」
 - З →Z(Зa = ザ)
 - Й →I(Й= イッ)
 - Л →L(Лa = ラ)
 - П →P (Пa = パ)
 - Ф→F (Фa = ファ)
 - Ц →ts(Цa = ツァ)
 - Ч → ch(Чa = チャ)
 - Ю→YO (Ю = ヨ)
 - Я→ YA(Я= ヤ)ロシア語でЯは「私は」
 
ではここでクイズ!(上で確認をしていない文字もありますが、推測してみて!)
これらはなんと読むでしょう?ウズベキスタンに関する言葉です。
① ТАШКЕНТ
② САМАРКАНД
③ БУХАРА
④ ХИВА
どうでしたか?難しかったですか?
それとも簡単?
それでは答えをみていきましょう!
① タシュケント
② サマルカンド
③ ブハラ
④ ヒヴァ
全て、ウズベキスタンの地名でした!
ちなみにこの山みたいな文字、”Ш“はシュと読みます。
“Ц”よりもやや強めに発音するようです。
次に、実践問題!
これはタシュケントのとある地下鉄ですが、壁に駅名が書かれています。
なんと書かれているでしょう?

正解は、
「アリシェル ナヴォイィ」
ちなみに、難しいのは発音!
例えば、”o“
“o”は「オ」と発音しますが、そう読むのはアクセントが”o”に置かれている時だけ。
アクセントが置かれていないときは、「ア」と読みます。
そのため、アクセントがどこに置かれるかを知る必要があります。
(残念ながら、アクセント記号は通常表記されていないので、単語を一つ一つ調べる必要があります。)
私は、旅行前にまずは読めるようになりたいという目標を置いて勉強してみました。
その延長で少し文法も学びましたが、なかなか難しい!難しいというか覚えることがたくさん!ヨーロッパ圏の他の言語のように男性名詞、女性名詞、中性名詞もあって、それに合わせて名詞や形容詞も形を変えます。
興味がある方は、根気強く頑張ってみて下さい!
ちなみに、ウズベキスタン人は基本的にロシア語とウズベク語のバイリンガルです。
世代別でみると、年配の人はどちらかというとロシア語の方が堪能。
逆に若い人になるとウズベク語の方が話せます。
育つ環境で自然にバイリンガルになれるなんて羨ましいです。
  
  
  
  
