セルビアはバルカン半島の他の国々同様、お肉をよく食べる国。
チキンやポーク、ビーフ、どのお肉も簡単に食べることが出来ます。
まずは首都ベオグラードで、訪れたレストランをご紹介。
Zavičaj
滞在してた宿からすぐのところにあるグリルミートのレストラン。
家族連れや団体客でほぼ満席状態の人気のお店。
喫煙席ですが、一席だけ辛うじて空いていたので席に着く事にしました。
私たちはサラダと串焼きチキンを注文。
安定の美味しさです。焼き加減もシンプルな味付けも最高ですが、やっぱり炭火焼きの香ばしさがあるのとないのでは全く違います。
脇役のはずのポテトもいい仕事しています。
値段は忘れましたが、300gのサラダとこの品で1000円ちょっとくらいだったと思います。
これでもセルビアでは高い方のレストランだと思いますが、日本だとあり得ない値段だと思います。
Googleマップにも載ってないような隠れたお店。
(店名も場所も分かりませんが記録のため一応載せておきます笑)
トルコでもよくあるロカンタのように、指差しで注文する食堂です。
茄子にお米や切った茄子などをのせ、味付けをして煮込んだ料理。食べやすくて美味しかったです。
スロベニアからセルビア行きのバスに乗っていた時に、通訳などで色々私たちを助けてくれたセルビア人のヴィゴール君が、セルビア料理のおすすめとして教えてくれたサルマ。
見た目はロールキャベツ。現に巻いているのはキャベツですが、中身にひき肉に加えお米を使用。
発酵キャベツを使っているためやや酸味が効いています。
酸っぱいのが苦手な方にはおすすめしませんが、深い味で美味しいですよ。
セルビアはパプリカが人気で、パウダーにしたり、ペースト状にしたり、そしてもちろんそのまま食べたりもします。
これは、中をくり抜いてひき肉やお米を入れて煮込んだもの。
マッシュポテトが合うわよ〜と言われ、合わせて注文してみました。
日本人の口にもとっても合う味だと個人的に思います。サルマのように酸味があるわけでもなく、純粋にひき肉の旨味やパプリカの旨味、そして調味料が合わさっていくつでも食べれてしまう美味しさでした。
とても陽気で優しい女性スタッフたちでしたが、店内の写真は恥ずかしいからという理由でダメでした(笑)。。。
ベオグラードから車で南に2時間ちょっと行ったところにある第3の都市ニシュにて。
Familys Food
滞在していた宿から徒歩10秒のところにあったレストラン。2回訪れました。
1階で注文とお会計を済ませ、2階に上がります。
壁には色んな表彰状らしきものがたくさん飾られています。
ハードル上げてきてるけど、果たして料理はどうでしょう。
期待通りの美味しいお肉でした。
チキンとポークを頼みましたが、写真はチキン。
炭火で焼くと何十倍にも美味しくなるんですね。焼き加減も塩加減もちょうど良い。
お肉もさることながら、手前のコールスロー的な野菜も美味しかったです。程よい酸味もあって、この野菜だけ売ってたら買いたいくらいでした。
お皿の奥にある白いペースト状のものは、胡麻の風味がする(おそらく)チーズ。でもクセはなくとっても食べやすくお肉につけて食べるとまろやかに成って良い味変になります。
その横のピンクの方は、クセ強めのチーズで、あまり得意ではありませんでした。。。
これに大きいパンが付いて220円ほど。私たちが訪れたセルビアでのレストランで最安値です。
お肉の味同様、コスパが素晴らしすぎました。
2回目に頂いたのはこちら。
なんと、チキンをベーコンで挟んで炭火で焼いた一品。
日本でこんな食べ方したら邪道だと言われそうですが、これが最高に美味しいんです。
日本に帰ったら作りたいほどです。
そして、1回目に行った時にピンクの添え物を残していたのを覚えているのか、2回目にはありませんでした。
Palilulski dukat
セルビアのダンディーなお父さんたちの溜まり場となっていたこのレストラン。
一見怖そうですが、ドベルダンと挨拶をすると笑顔で返してくれます。
私たちが頼んだのはこちら。
パプリカにひき肉とご飯が入った煮物。
ベオグラードで食べたパプリカとは少し違い、細長のパプリカ。見た目は大きくないんですが、ご飯も入っていて満腹感満足感ともに高い一品。
3つのうち1つはとても辛かったですが、そういうこともあるのがパプリカ。
チキンにベーコンを包んだもの。実はこのお店で初めて食べていました。
こんなメニュー日本で目にすることなんてできるかわかりませんが、とっても美味しいんです。
美味しい×美味しい=美味しいに決まってるということです。
昔々、イスラム教のオスマン帝国に支配されていたという歴史をもつセルビアでは、そのリベンジも込めて豚の丸焼きを食べるという噂を聞いたことがあります。
勝手な推測ですが、このチキンのベーコン巻きもそうなんじゃないかなと思います。チキンはイスラム教でも食べられますが、宗教上食べることのできない豚肉で巻くことでそのチキンさえ食べられない。
真実は分かりませんが、チキンとベーコンを一緒に食べるという発想はとても新鮮で、何より美味しい。
XXL Restoran
ここも食堂形式で、指差して注文します。持ち帰りをする人もちらほらみました。
たまたまかも知れませんが、ご年配のお客さんが多めでした。
左上がフライドチキン。胸肉なのにどうしてそんなふわふわに仕上げられたの?って聞きたいくらいの食感。のくせにコロモはサクサク。
その右横はシンプル焼き野菜。ただ焼いただけなのに美味しい。焼いただけだから美味しいのか。
ズッキーニ、パプリカ、茄子、マッシュルーム。野菜も食感が生きてます。
手前の左はチキンカレーライス。ドライカレーみたい。
カレーの味自体久々に口にできたのでそれだけで嬉しい。ちょいご飯の芯残り気味でしたが全然許容範囲で美味しい。
その右横はチキンスープ。
チキン頼み過ぎた(笑)。バルカン半島ではスープにヌードルが入っていることが多く、結構腹持ちが良いです。味も濃過ぎず美味しい。
これ、二人で十分な量でした。800円もしないほどとお手軽。
セルビアのみならず、バルカン半島で食べるご飯はお肉が惜しげもなく入っています。例えばチキンカレーライスで、一見お肉がメインじゃない料理でも、ゴロゴロ入っています。
お肉好きにはありがたい話。
お肉がメインの料理に関しては、変な味付けなくシンプルな炭火焼きを堪能できます。
これを食べに再度訪れたいほどです。
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