という訳で、ドバイ一泊目はそれまで聞いたことのないアルマクトゥム空港で過ごし、その後、行ける範囲にある安宿にとりあえずチェックイン。
久々に足を伸ばして休めるありがたさを噛み締めました。
今日は、メトロもほとんど走っていないし、道路もまだまだ封鎖。
ドバイ空港には行けそうにありません。
宿周辺にあるスーパーに行くにも一苦労。足は濁った水に浸けて歩かないといけません。
かろうじて水が浸かるのは脛あたりまで。
潔癖症の友達は絶対無理だろうなぁと思いながら、ズボンをたくし上げて渡ります。
翌日、なんとかドバイ空港へ向かおうとしますが、エアタグで確認してみるとなんと荷物はまだドバイ空港には行っていてません。
我々が行っても意味はなさそう。。。
保険会社に連絡したり、航空会社に連絡したりはしましたが、今日は結局何も進展はありませんでした。
ここにもう一泊することが決まりました。。。
ドバイ三日目の早朝、いつものようにエアタグで私たちの荷物の場所を確認してみます。
ドバイ空港に移動してる!!
取りに行く前に、航空会社に連絡を取ってみると、「空港に行くのはやめてください。荷物はお送りしますので。」と言われました。
いやいやいや、確定した住所もないし、時間も絶対かかるから空港に取りに行かせてという旨を伝えても、向こうは全然折れてくれません。
なんでスムーズにいかないんだ。。。
ここが日本だと私たちも従いますが、ここは違います。
ここは海外なのです(笑)。こちらも絶対に折れません。
かなりの押し問答の結果、相手側は不服感満載でしたが、空港に行ってもらって構わないという一言をもらいました。
そうと決まれば、空港へ急げー。
メトロはかろうじて動いていましたが、4回ほど乗り換えが必要。
もう少しで空港!というところで、電車が停電のため運休。
ついてない(笑)。
急遽バスに乗り、ようやくドバイ空港に到着しました!
まだ荷物をもらえると確定したわけではないので、正直ドキドキ。
荷物管理をする会社の“D’NATA”に行ってみると、思った以上の人が並んでいました。
大抵の人はきちんと並んで待てるのですが、中には順番抜かしを平気でしてくる人たち(おじさんばかり)もいます。その都度、他のおじさんが注意をして追い出してくれるので助かりました。
並び出して1時間が経過した時、男性スタッフが「セブパシフィック〜に乗った人〜!」と呼びかけてきました。
「はい、は〜い!!」心の中で全力で叫び、そのスタッフの方へ行きます。
すると、細かい説明は一切されず「この男性スタッフについて行って下さ〜い。」と一言。
少し歩いたところには預け荷物受取所があり、大量の数の荷物がそこにはありました。
私たちの荷物も確かにここにありそうですが、エアタグの位置がずれているようで見つかりません。
全ての列をくまなく探します。見つからなければ、手続きを行いスタッフに任せるようです。
その手続きを行うにもまたかなり待たないといけませんが、仕方ない。覚悟を決めかけたその時。
あったーー!
私たちのバックパックがちゃんとここにありました(泣)。
エアタグは屋内だと30メートルほどの誤差は生じるそうなので、いざ見つけるとなるとやや難しかったですが、無事私たちの手元に戻ってきました。
ドバイ到着後、約62時間後のことでした。
カバンが見つかると、特になんの申請をする必要もなくそのまま出ていくスタイルでした。
確かに、あんな多くの荷物だと一刻も早く減らしたいのも分かります。
数日後旅行保険会社とのやりとりも終え、ありがたいことに荷物を受け取ることができなかった3日間でかかった費用は、日用品のみならず、宿泊費、移動費全て負担してくれるとのことでした。(1人10万円まで)
手続きは日本に帰ってからになりますが、良かったの一言。
さて、これで次の移動に向けて準備できそうです!