午前中にガヤという場所から、トゥクトゥクで約3〜40分ほど川沿いを通って、南に下りブッダガヤへ向かいました。
途中、謎のトゥクトゥクの乗り継ぎがあり戸惑いましたが、無事到着。
熱心に運転してくれた青年ですが、乗る時に200ルピーで合意したにも関わらず、降りる時になって250ルピーと言い出します。(まぁ、あるある)
元々、チップもあげようと思っていたのに、向こうから言われると話は変わってきます。
彼は英語を話せなかったので、近くにいた男性が英語で通訳をしてくれます。(暇そうな男性が野次馬のように集まってくるのも、あるある)
今後、乗る時に合意した金額を請求してねと伝え、トゥクトゥクを後にします。
それを言われたからと言って変わることはないと思いますが、今後の観光客が嫌な思いをして欲しくないし、こちらの意思は表示したいです。
とにもかくにも、ホテルに到着。レストランへ行きお腹を満たした後は、街を散策しに行きます。
このブッダガヤは、名前にブッダとあるように仏教色が強い街なのです。
というのも、その昔「釈迦が菩提樹の下で悟りを開いたとされる場所」で、仏教4大聖地の一つとされています。
街中には僧侶が至る所にいて、バイクを運転していたりカフェでお茶をしていたり、普通の生活の中に溶け込んでいるのがとても不思議でした。
この僧侶たちは、チベットを初めブータンやタイなどから来ていて、ここに住んでいたり長期滞在している僧侶も多いようです。
カフェで一緒になった僧侶も、チベットから来ていて、お寺に待つ僧侶のためなのかケーキを5、6個買っていました。
以前、日本にも訪れたことがあると言い、お気に入りの場所は奈良と教えてくれました。
その他にも京都の金閣寺の写真を見せてくれたり、岐阜の白川郷も好きだと言っていました。
ブッダガヤには、タイやベトナム、ブータンなど様々な国のお寺が建っています。
日本寺もそのうちの一つ。
ということで歩いて行ってきました。
私たちが着いたときはちょうどお昼休み。30分ほど待ってようやく14時に開きました。
敷地内に入ると、とても平和な雰囲気。
そこはまさしく日本です。
建立されたのは1973年。古いものではなさそうです。
日本にいる時にはお寺になんてなかなか行くことはないはずなのに、海外に出ると、なぜか恋しくなるんですね。
お寺と同じ敷地内には、なんと日本の図書館もあります。
今日は日曜日ということもあって図書館はお休み。
ブッダについての本がたくさんあると聞いていたので、翌日また来てみました。
「最近になって日本人が来るのは2組目だよ〜」と日本語で答えてくれた男性。この図書館を管理している方のようです。大学の時に日本人の友達もたくさんできて、結局大学で日本語を学ぶまでした、日本が大好きな男性です。
もう1人の男性が、掃除をしたり私たちのために蚊取り線香を焚いてくれたり、中庭で読もうとしたらわざわざ椅子を持ってきてくれたりしました。
仏教の教えに関する本を読んだり、ダライ・ラマが書いた本に目を通したり。
この場所で読むから尚更理解が深まる気がします。
ここにいると、あたかも自分たちが日本にいるかのように思いますがこの敷地を出ると、そこはまたインド。
ドラえもんのどこでもドアを使うとこんな感じか、と不思議な気分に浸ります。