デンマークのオーフスには、グリーンランドについて知ることができるカルチャーセンターがあります。
私たちもオーフス滞在中に訪れてみました。
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今まで目にする機会がなかったグリーンランドの国旗。緑色はなく、赤と白のみです。
実際のグリーンランドはこちら↓
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中に入ると、なんだか親近感のある顔立ちの人たちがちらほら。
年齢は5〜60代以上の男女。女性の方がやや多めな印象。
彼女達は、もともとグリーンランドの人たち。今はさまざまな理由でデンマークに住んでいるのです。
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グリーランドはデンマーク領ではありますが、グリーンランド独自の政府によって動いているため、デンマーク本土が関わることはありません。
グリーンランドからデンマークに移り住む人は少なくなく、このカルチャーセンターではそう言った人たちをサポートするためにも日々活動しているそうです。
例えば、グリーランドからきた学生達のサポートや、デンマーク語が十分わからず定住するのが難しい人たちへのサポートなど様々。
デンマーク領とは言え、文化が全く違うグリーンランドから来る彼らにとって、カルチャーショックはとても大きいようです。
地図を見ても分かる通り、国土の80%が氷で覆われているグリーンランド。
グリーンランドの住民のうち、9割ほどを占めているのがカラーリットと呼ばれる先住民族。
呼び名こそ違いますが、イヌイットと同じ民族のこと。
だから、なんだか私たち日本人と似ていたのです。
彼らカラーリットは元々、動物の肉や魚を主に食べていたためパンなど炭水化物はほぼ摂っていませんでした。(もちろんこれは大昔の話で、色んな国との交流が始まると小麦なども必然的に入るようになり食生活は一気に変わりますが。)
こういった先住民族の食生活から学ぶべきものがたくさんあるとうったえる医者がいますが、私も改めて調べてみようと思いました。
グリーンランドについて一切知識のなかった私たち。
ここのスタッフの女性にグリーンランドの様々なことを教えてもらい、実はグリーンランドは文化的な意味でも私たちから遠い国ではないことを学びました。
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無料で美味しいパンやコーヒーやココアまでいただきました。(炭水化物で締めくくる笑)