今日は朝8時に宿を出て、オタバロという所で開催される「土曜市」へ行ってきました。
場所は、キトからバスで2時間ほど北上したところにあります。
まずはキトのバスターミナルまで行くのに乗ったバスですが、なんと降りるターミナル前を通り過ぎたことに気づいたのです。
乗る時に北ターミナルに行きたいとスタッフに伝えていたので、つい降りる時に教えてくれるだろうと甘えていました。
が、スタッフは隙あらば居眠りするようなタイプ。
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完璧に私たちの責任です(笑)。。。
急いで降りて、反対側の道へ向かいます。
そして、来るバス来るバスに「北ターミナルに行く?」と聞き、ようやく首を縦に振ったので乗り込みます。
がしかし、私たちが行きたいバスターミナルへは行きませんでした。
結局、私たちが昨日行った赤道記念公園へ向かう際に訪れたバスターミナル、オフェリアに来ました。
というわけでここからウーバーを呼び、北ターミナルへ向かうことに。車で10分もかからないほどだったんですが、ようやくターミナルに到着。近いようで遠かったです。。。北ターミナル周辺をぐるぐる回っていました(笑)。
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チケットを買って、バスへ乗り込みます。
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バスに乗り込むと、とっても元気な男性が席を案内してくれます。
チケットに書いている席とは違う席に案内されましたが、彼のハイテンションさに圧倒されます。
そうこうしていると、カバンは頭上の荷物置きにおくね〜と置かれ、シートベルトをしっかり締めてね〜と目線を誘導されます。
おそらく彼はスリの常習犯だったんだと、すぐ後に我々の頭によぎりました。
幸い何も取られはしませんでしたが、彼はあたかもスタッフのように振る舞い、隙があれば乗客から盗めるものを盗もうとしていたんだと思います。
私たちの後に、別のもう1組だけ案内したら、もう彼の姿はありませんでした。
こういうスリ犯罪は、安全だろうと気を抜いてしまいそうなところで起こるんだと改めて思わさせられました。
オタバロへの道中の景色に癒されます。
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無事オタバロに到着し、ささっとお昼を済ませて土曜市が開催されいているところへ向かいます。
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どれもこれも色鮮やかで見るだけでも楽しめます。
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お店を出しているのは、基本的に先住民のオタバロ族の方達。
彼らの母国語はスペイン語ではなくキチュア語。
もちろんスペイン語を流暢に話す方が多いですが、中にはスペイン語は片言の方もいました。
1530年にスペインに侵略されて、当初は奴隷のように働かされたりもしたそうですが、今はこうして迫害されたり差別されたりすることなく、人権が守られている環境なんだろうなと感じさせられます。
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こういった民族グループは、なくなることなくずっと続いていてほしいです。
さて、素敵なカバンを見つけたので早速南米滞在中に使えるようにと購入しました。
一つ5ドルだったので、このまま日本に帰るならお土産でたくさん買いたかったんですが、、、
またの機会にすることにします。
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お店の女性も、控えめででもお茶目な感じで、日本人にも似た雰囲気を感じました。
さてさて、オタバロには泊まる訳ではないのであまり滞在はできません。
キトに暗くなる前には帰りたいので、滞在時間約3時間。なかなかタイトでした。
がしかし、帰りのバスはなぜか途中迂回をし出しました。
なんの説明もなかったのでよくわかりませんが、おそらく道が通行止めだった模様。
結果、ぐるーっと大回りをして、4時間ほどかけてキトのバスターミナルに到着。
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今回は、行きも帰りも予想外のことが起こり思いのほか時間がかかりましたが、これも旅の付き物。
ここからは、ウーバーを使って帰ることにしました。