テヘランには3泊のみなので、やや駆け足で観光。
私たちが訪れたいくつかをまとめてみました。
まずは、圧倒されたゴレスタン宮殿
宿から二駅ほど行ったところにあるゴレスタン宮殿へ行ってみました。
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その昔、1794年から1925年に栄えたカージャール朝時代に、国王が住んでいた場所です。
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写真で伝わるかわかりませんが、床以外がキラキラで眩しいんです(笑)。
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威厳と権力を示したいがために、必要以上に豪華にしたとも言われる国王。当時の国民は貧しく、この宮殿を良く思っていなかった人も少なくないはず。
今となれば立派な観光地で、国内外問わず多くの人に大人気の宮殿。
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2013年には世界遺産にも登録されています。
旧アメリカ大使館
1979年に発生した、イラン人学生らによるアメリカ大使館立てこもり事件。
アメリカ人大使などを巻き込んだこの人質事件はなんと444日も続きました。
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映画、「アルゴ」を観た方は詳しくご存知かも知れません。
この映画が両サイドを平等に映しているかどうかは分かりませんが、一つ言えるのは、大多数のイラン国民はアメリカが好きだということ。
もちろん、米政府に対する感情は別ですが、アメリカの文化やアメリカ国民へは憎悪の感情はありません。
少なくとも私がイラン滞在中に感じた感想です。
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これは、旧アメリカ大使館の壁。
壁一面には、アメリカを罵る絵の数々が描かれています。
今でこそ、ある意味の観光地と化していますが、これを描いたのは一部の過激的な考えを持った暴徒たち。
Tajrish Bazaar
ハミッドさんに送ってもらった、タジリシュ バザール。
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イランでは、市場のことをアラビア語の「スーク」という言葉ではなく、ペルシャ語の「バザール/バーザール」と呼びます。
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バザール内は活気があり、現地人や観光客、多くの人々で賑わいます。
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野菜や果物は自国で作っているため、新鮮なものを安くで買うことができます。
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バザールを歩いていると、見知らぬおばさまから飴をいただきました。
なんだか大阪的なノリ(笑)。
テヘラン最終日に訪れたアーザーディ塔
ペルシャ帝国建国、2,500年を記念し1971年に建てられたタワー。
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高さは45メートルとそこまで高くはありませんが、左右対称に建てられた美しいタワーは、とても平和的で存在感を放っています。
ちなみにタワーの麓へ行くには、5車線ほどを渡らないといけず、(もしかしたらどこかに信号があったのかも知れませんが見当たりませんでした)大変でしたが、なんとか無事往復することができました。
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この日は土曜で、タワーは閉まっていました。元々登る予定はありませんでしたが、登る際はご注意を。
イランモール
市内から少し離れたところにあるイランモールへも足を伸ばしてみました。
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現在、世界で最も大きいモールです。
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おしゃれなフードコートもあり、街中の相場よりやや高めでしたが、コーヒーを飲んで一休み。
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ちなみに総じて、イランにはマクドナルドやケンタッキーといった、アメリカ企業のお店は基本的にはありません。(ある意味ヘルシーかも)
逆に、見たことのないチェーン店や商品に出会うことができ、他の国を旅するより刺激は多いかも知れません。
イランモールには、
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素敵な図書館があったり、
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噴水ショーがあったりと、人々を飽きさせません。
イランに来ることがあれば、一度は訪問してみてはいかがでしょうか。