今日は、アラウシ市内からバスで40分くらい下ったところから、更に1時間半ほど歩いてコンドルプニュナというところまで山登りします。
まず市内のインフォメーションセンターで行き方を聞き、教えてもらったバス停まで向かいます。するとちょうどバスが出たところだったので、慌ててバスを停めて行き先を確認。すると私たちが降りる二サフ(Nizag)までいくという事だったので即乗車。
日本と違い、多くの海外はバス停以外でも結構簡単に乗ることが出来ます。
ここから約40分。途中大通りから外れて、ガードレールも何もない砂利道を走り出しました。
下には川も流れていて、落ちないかヒヤヒヤしながら、なんとか無事到着。
ここから緩やかな上り坂を歩いていきます。
もう既に息を呑むようなすごい景色が広がっていました。
道の脇には、牛や豚、羊にニワトリ、もちろん犬もいて、アニマルが勢揃いしています。
ロバを連れて自分の畑へ向かう人たちも数人いました。
1時間ほど歩くとようやく山小屋のようなものが見えてきました。
ここで、いわゆる入場料2ドルを払います。
この2ドルは、二サフのコミュニティに充てられるとのこと。
この町の唯一といってもいい観光の目玉、鉄道が現在営業中止中。
観光客は激減している中、今年3月にはアラウシで土砂崩れが発生。数十名の犠牲を出し、未だに復旧作業は終わらず、観光客にとってアラウシは更に遠い存在となってしまいました。
とは言え、実際に来てみたら町自体は小さいながらも活気があり、とにかく人が優しい。エクアドルの中で一番居心地がいいんじゃないかと思えるほど好きになりました。
入り口を越えるとさっきまでの緩やかな坂とは打って変わって激し目のアップダウンになりました。
昨日バックパックを前と後ろに背負ったまま山から降りてきたので脚は既に筋肉痛。
悲鳴を上げながらも、謎のコンドルのオブジェをゴールに設定してしまった私たちは、そこから30分頑張って歩きます。
思ったより遠かったコンドルがやっと現れました。
コンドルはさておき、ここから見える景色が素晴らし過ぎて、感動。
そうこうしているとパラパラ雨が降ってきました。山の天気は変わりやすいと言いますが、本当にそうです。
ちょうど屋根がある休憩所があったので軽く食べているとすぐ止みました。
土砂降りになる前にバス停へ戻ります。
行きに1時間30分かかりましたが、帰りは緩やかな下り坂だったので1時間10分ほどで到着。
行きは少し休憩も挟んだので20分も違いました。
しかしバスが何時に来るか分からず、結局ここで40分ほど待ちぼうけ。
30〜40分毎に走っているということだけ聞いていたので、私たちがバス停に着く少し前に逃していたようです。
無事バスに乗り、アラウシ市内へ戻ってきました。
明日はアラウシを出て、エクアドル最後の街クエンカへ移動予定です。
明日はきっと筋肉痛でヒーヒー言いながら移動することと思います。