色々あり、ドバイに予定より4日ほど長く滞在することになりましたが、ようやく出国する日がやってきました。
今日の夜9時発のバスでお隣の国オマーンへ向かいます。
ドバイは日中は暑過ぎて歩けたもんじゃありませんでしたが、17時半以降になると、これでもかというくらい最高の気候になり買い物や散歩をする人で賑わいます。
ドバイは、東南アジアや南アジア、中東アジアにアフリカと、様々な国から移住してきた人で成り立っています。
現地のアラブ人はたったの10%ほど。いろんな民族が行き交うドバイは、基本的に治安もよく、また日本人が目立つことはありません。英語も伝わりやすく、海外旅行にあまり慣れていないという方も旅行しやすい場所だと思います。
さて、私たちが利用するオマーン行きのバス会社はAl khanjry transport。
チケットの予約方法は、オフィスに行き対面で行う以外に電話という選択肢があります。
私たちはオフィスで行いました。オンラインは今のところなし。
担当してくれたのは、タンザニアの男性。
私たちが日本人だと分かると「オハヨウゴザイマス!」と一言。
10年ほど前にタンザニアで日本語を勉強していたレアキャラ君。今ではかなり忘れてしまったそうですが、ひらがなやカタカナも読める彼。なぜ習い始めたかは聞きそびれましたが、遠く離れたタンザニアで日本語に触れてくれてなんだか嬉しいです。
さて、移動日当日、言われていた通り出発1時間前の20時にオフィスへ到着。
バス会社のオフィスがある反対側にバスは停まっていて、準備ができた人から順に乗り込みます。
スタッフの男性はものすごく焦った様子で、「時間がないんだ。早く乗れ〜!」というのを、出発45分前から全力で言っています。
しまいには、クラクションを鬼のように鳴らし、バス会社にいる手続き中の乗客を煽り出します。
みるみるうちに車内は満席に。乗客のほとんどはインド人です。
インド人のみならずドバイに暮らす外国籍の人たちは、ビザの期限が近づくと、横の国オマーンに一度出て、再びドバイ(アラブ首長国連邦)に入国するのがあるあるだそう。(きっと違法で働いてます)
3名の遅刻もありましたが、バスは9時を6分だけ過ぎて出発しました。
走り出して2分もしないうちに、突然住宅街でバスは止まりました。2人のインド人らしき人が立っています。
すると運転手は彼らに目配せをし、荷台のドアを開けて中に誘導しました。
これで出入国の手続きなしでオマーンに入ったら、違法ですよね。
目を瞑って、見なかったことにします。
出発して2時間ほどでアラブ首長国連邦の国境検問所に到着。
出国には1,500円(36ディルハム)ほどの出国税を既に支払っておく必要があるので、ここで領収書を見せなければいけません。(ちなみにこの手続きはバス会社のスタッフが行ってくれました。飛行機で出国の場合は飛行機代に含まれているのでこの手続きは不要)
まぁ、スタッフは確認なんてしないんですけど(笑)。
出国審査を終えると、バスで少し進み今度はオマーンの入国審査。
アバヤを着た女性スタッフもいます。
入国審査を終えると、次は荷物チェック。
荷台にはなんと、途中で乗り込んできた不法の2人はいませんでした。どこに行ったんだろう。謎が謎を呼ぶ。。。
無事全ての手続きを終えると、バスは何かに追われているかの如く飛ばします。
肌感は約120キロ。
結果、いつもは朝5時半に着くバスも、今回は4時半に到着。いや、早過ぎやろ(笑)。
無事着いて良かった。
宿のオーナーが迎えにきてくれるということでバス会社のオフィスで少し待たせてもらいました。
4月のオマーンの日中は、30度越え。もう既にモワッと暑いです。
オマーン[سلطنة عمان]情報⬇️
場所:中東・西アジアに位置し、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、イエメンに接する。
人口:259万人
面積:312,460㎢ (69位)
言語:アラビア語
[ありがとう:ﺷﻜﺮﺍﹰ جزيلا (シュクラン・ジャジラン)]
[はい:نعم(ナァム)]
[いいえ:لا(ラー)]
宗教:約75%がイスラム教
首都:マスカット
日本との時差:-5時間
通貨:オマーン・リヤル
国旗: