ウユニ塩湖ツアーを19時過ぎに終え、今晩22時にはもうバスでスクレへ向かいます。
今朝、ホテルのスタッフの男性から、デモのせいでバスは走ってないかもしれないよ?と教えてもらいました。理由は、4日前にオープンしばかりのこのバスターミナル。
このバスターミナルに反対している人が人口の半分くらいいるんだとか。
反対している人たちの理由として、このバスターミナルをもっと大きくして、国際線も増やしてもっと観光客を呼べるようにしろというもの。
10年ほど前に一度バスターミナルを建てたけど、その工事がずさんで強風で潰れてしまったらしい。。。
その理由は、建設費の中抜き。
政治家か企業かは不明でしたが、権力を持った人たちが費用を中抜きしたため、工事に当てられるお金が少なくなり、結果潰れるという始末。
そういう過去も相まって、中途半端な規模のターミナルに不満を持つ人がいるようです。
さて、ツアーからの帰り道、バスが走っているか確認するためにターミナルへ行ってみることに。
すると「走っているけど、出発場所は変わります。」と言われました。
しかも、その出発場所に行くにはタクシーで行かないといけません。
しかもしかも、支払うのは私たち。
ちょっと日本じゃ考えにくいですが、まぁバス会社も被害者といえば被害者。
一度荷物を取りに行くためホテルに帰り、夜9時頃にまたバスターミナルへ戻ってきました。
ここで待っててと言われ、大人しく待っていましたが、どうやら後から来る人が先にタクシーに乗って行ってるようです。
海外は自己主張しないといけませんでした。
というわけで、我々もタクシーに乗り、バスが停まっているところまで。
約15分ほど行ったところでタクシーは停車。
真っ暗な道端。ここから歩いていけと言われます。
いやいや、そんなこと言われてもバスがどこに止まってるかわからないよー!と思いましたが、タクシーに相乗りで乗っていた現地人の男性が大丈夫だよと一言。一緒に行くことに。
真っ暗な道路。両脇にはバスやトラックが連なって停まっていました。
歩いていると、道路横の芝で暖をとっている団体がいました。
彼らが、ターミナルに反対している人たちです。
道には封鎖するためのワイヤーが張られていました。
若干の怖さはありましたが、一緒にいた彼が「こんばんは〜」と挨拶すると、向こうも返事をしてくれ、少し安心。
ワイヤーをくぐって少し歩くと、彼がバスを発見してくれました。
ほんとに、彼に感謝です。名前を聞きそびれましたが、かつて日本企業である住友に勤めていたという彼。日本は大好きだと言ってくれました。
バスには運転手の姿はありません。
本当に出発するんだろうか、、、と半信半疑で待ちます。
30分ほどすると、運転席の方からガサガサ音がし出します。どうやら運転手やスタッフらしき人たちが出発の準備をしているようです。
そうこうしていると、エンジンがかかり出発しました。
まだ不安がよぎりますが、どうやらバスはスクレに向かっているようです。
無事スクレに着いていることを願って、眠るとこにします。
熟睡こそ出来ませんでしたが、目を覚ますとバスは街中を走っていて、目的地スクレのバスターミナルが近づいていました。
というわけで、無事スクレに到着。
朝早いですが、バスターミナルは人でいっぱい。
ここから市内はタクシーを利用します。
タクシーで降ろしてもらったところから、思いのほか距離があり20分ほど歩く羽目になりましたが、無事宿に辿り着きました。
朝早かったにもかかわらず、部屋が準備できているということで早速チェックインさせてもらえることに。
ここスクレはヨーロッパの街並みに似せた雰囲気もあり、ラパスとは全く違う印象。
また違ったボリビアを見ることができそうです。