今日は、ハルディンにあるコーヒー農園ツアーに参加しました。
集合時間は朝9時。歩いて5〜6分のところにある広場で待ち合わせです。ジープでお出迎え。
今回は、英語通訳をしてくれる方もお願いしました。
ジープで走ること約20分。
彼の農園に到着。
とっても平和で目の保養にピッタリな景色です。
みんなで「コーヒー豆摘み」へ行く前に、コーヒーについて様々なことを教えてくれました。
これは焙煎される前の、緑色の状態の豆。ここまでの工程を彼は行なっています。
コーヒーの木はすぐ前にたくさん植っています。
初めて目にするコーヒーのお花。コーヒーの匂いはしません(笑)。
こちらは赤くなったコーヒーの実。もう収穫できる色です。
一つの木から取れるものを全て手に乗せてみるとこんな感じ。
コーヒーの実を地面に放っておくと、勝手に育ちだします。その育ち始めたばかりの小さなコーヒーの木が手の奥の方にあります。まずは葉っぱが2枚、4枚と倍に育っていきます。そして手の手前に戻り、つぼみ、お花、まだまだ蒼い実、そして徐々に成熟していく赤い実があります。
一つの木に、12個の違った成長過程をみることが出来るのには驚きましたが、その結果たくさんあるコーヒーの木を回り収穫時期の赤くなった豆を探し回らないといけないのはちょっと大変。いや、ちょっとではなく結構大変。
虫が苦手な私にとって、豆の収穫は予想外に大変。
フレンドリーな虫だから大丈夫だよと教えてくれますが、たまに蜂のブーンという音を聞くとやっぱり怖いです。
それでも、赤くなった豆を見つけて摘むのは楽しくて、虫さえいなければずっと摘んでいたいと思えるほど。27個の豆で一杯のコーヒーが作れるそうですが、オーナーのダニエルさんはあっという間にカゴいっぱいまで摘んでいました。
4世代目だという彼は、豆を摘み始めたのは5歳の頃からだと教えてくれました。
こちらは絶賛成長中のコーヒーの木。
収穫を手作業で行うコロンビアだから、木が成長しすぎてしまうと手が届かなくなってしまいます。
そのため、数年で一度伐採します。
一度伐採して、再度数年間の収穫を終えた木は、それで役目は終了となるのです。
現在31歳の彼にとってコーヒー豆を摘むのは人生の一部。
もちろん摘むだけじゃなく、全ての工程が体に染み込んでいてまさしく職人です。
コーヒーの殻を取り外します。この機械の仕組みは4世代ずっと変わらないそうです。
ここで、コーヒーについたぬるぬるの糖を水で洗い落としていきます。
コロンビアのコーヒーは生産量こそ世界3位ですが、家族経営で手作業が多いコロンビアのコーヒーは質に関しては世界1位と言われるのも納得。
一流のコーヒーを生産しているコロンビアですが、全体の90%を占める出来の良いコーヒーは海外へ輸出。残り10%の、質こそ劣るもののコーヒーにするには十分なものをコロンビア国内に流通させているそうです。
この原理はスリランカの紅茶でも全く同じ。高く売れるものは海外に出荷して、質が劣るものは自国で安く売る。
なので、美味しいコロンビアコーヒーは日本で飲むことができるのです!
そしてびっくりしたことは、コロンビアの人たちはコーヒー好きが少ないということ。
ここの農園のオーナー、ダニエルも例外ではありません。なんと彼はコーヒーが苦手。
たっぷりのミルクがないと無理なんだよ〜と言いながらほぼ牛乳のコーヒーを飲んでいました(笑)。
やっぱり淹れたてのコーヒーは格別です。
このカバジョというあまじょっぱい揚げたパンケーキのような軽食も、コーヒーと合ってとっても美味しかったです。
9時に始まったこのツアー、12時には終了。本当にあっという間の時間でした。
コーヒーについてもたくさん学ぶことができて、さらにコーヒー中毒になりそうです(笑)。