滞在日数が限られていたため、隣同士の県であるギザとカイロは一緒にご紹介。
〜ギザ編〜
El Gizawy restaurant
ここはファラフェルのお店。
ピラミッドの麓にあり、立地的には一見観光客向けなのかと思いきや、実際は現地の人でかなり賑わっています。
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現地の人で賑わっているということは、英語表記がないということなので注文はチャレンジです。
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見た目はインスタ映えと真逆の方向にありますが、両方ともかなり美味しかったです。
左がファラフェルで、右は茄子などをトマトベースのソースで煮込んだムサカ。
ファラフェルは日本のコロッケのようなもので、ひよこ豆かそら豆、もしくはその二つを混ぜ、そこにコリアンダーなど様々な香辛料を混ぜて丸めて揚げたものです。個人的に、コロッケよりあっさり食べられるファラフェルが好きです。
ギザ滞在初日と2日目に訪れたんですが、なぜか全く同じものを頼んだのに値段が違いました(笑)。
初日は2つで10ポンド。2日目はさらに安く8ポンドになっていました。
価格が不安定な国、エジプトです。ちなみに10ポンドでおよそ74円。8ポンドだと59円。
びっくりする安さ。そのくせ美味しいからこれ以上求めるものがないです。
BEBO
美味しいコシャリ屋見つけました。
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その名もBEBO。
ここは3大ピラミッドから南に15分ほど、車やバイク、また馬やラクダが行き交う道路沿いを歩かないといけなくて、茨の道なんですが、それでもここは訪れる価値がありました。
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コシャリ自体も美味しいんですが、卓上に置かれているレモンガーリックソースを入れると更に美味しくなります。またコシャリに欠かせない超絶辛いソース。他のコシャリ屋のソースはスプーンの先端に付けた量だけでも十分辛くなるんですが、ここのは辛さだけじゃなくて美味しさが広がります。
カイロ編
Kazaz Restaurant
ローストチキンがいただけるお店。
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チキンは炭火で焼いていて、香ばしくて美味しかったです。
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サラダやパン、スープの他にモロヘイヤ&ガーリックソースとトマトベースのじゃがスープが付いてきました。ご飯と一緒に食べると美味しくて、特にモロヘイヤって日本であまり食べる機会がなかったので、その美味しさがやみつきになりました。
今回頼んだのは、1/4 ローストチキンミールという名前で、55ポンドほどでした。
一皿10ポンドのコシャリを食べ過ぎて、55ポンドが一瞬高く感じてしまいましたが、このボリュームで一人約400円。感覚が麻痺しているようです。
でも地元ではやや高めのレストランで、客層もスーツで決めてるビジネスマンや、裕福そうな服装をしている親子、また西欧から来た旅行客がたくさんいました。店員も店内も清潔感を感じました。(エジプトではレア系)
ちなみに、一階で注文するのは持ち帰り専門なので、店内で食べたい場合は階段登って2階に行かないといけません。
(ここの店舗はクレジットカードが使えましたが、他の店舗は現金のみでした。)
Abou Tarek
はい、カイロでも食べました。
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コシャリ屋です。
ここは結構有名なお店で、Youtubeやテレビでも見かけました。
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食事処でどうして照明をこの色にしたのか問いたいところですが、平日の夕方にもかかわらず1階から3階は満席で、案内されたのは4階。
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有名店であろうが、欠けたお皿も気にせず使います。
ここは珍しく、ひよこ豆やフライオニオンのトッピングは後乗せ。
トッピングやソースをかける前のコシャリはインスタ映えから一番遠い存在。
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このお店はスタッフが目の前でトッピングを入れたり混ぜたりして、最後の仕上げをしてくれます。
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まぁ、全てをかけて混ぜたところで見た目はあまり変わりません。
でも味はもちろん有名なだけあって美味しいです。トマトソースも熱々です。
辛いソースも、クセになる味で何度も追加で入れました。
メニューはコシャリのみと潔いお店。お店に入り席につき、店員がメニューではなくサイズを聞きに来ます。
スモールサイズだと、スペシャリティは30ポンドで、ノーマルは25ポンド。
その違いは明確ではありませんでしたが、スペシャリティを薦められたので言われるがまま頼みました。というかスペシャリティが、他のお店でも見たようなノーマルの見た目なんですけど(笑)。
スモールサイズで十分お腹がいっぱいになるほどだったので、ミディアム以上を頼む人たちは凄すぎです。
ここは広報担当のスタッフが常駐していて、特に外国人は、彼女からインスタ用にお店の感想を頼まれます。私も一つお手伝いさせていただきました。
またお礼としてお菓子もいただきました。
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こちらはオンム・アリー。ナッツやレーズンをミルクで煮込んだなお菓子。表面はバーナーで焦がします。
見た目は本当にインスタに向かないんですが、美味しいです。日本で出すなら甘さをもう少し控えたほうが良さげですが、バクラヴァのようなとんでもない甘さではなかったです。
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こちらはマハラベイヤ。ミルクプリンのことで、下にはトロトロのカボチャペーストが入っていました。
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カボチャ部分は個人的にそこまでスプーンが進みませんでしたが、ミルクプリンの部分は止まらなくなる美味しさでした。杏仁豆腐に似ていますが、クセがなく食べやすいプリン。
もちろん甘さのパンチは強めなので、3口くらいで満足。
デザートを買うほど甘いものが好きじゃないけど、せっかくエジプトに来たから少し食べてみたいという方はちょうど良いかもしれません。
エジプトは全体的にとても安く食べることが出来ます。そこまで栄養を気にしない食事なら、コシャリやファラフェルなど、100円以内でお腹を満たすことが出来ます。(日本のコシャリ屋なら10倍はするのでしょうか。。。)
お肉や野菜も食べるのなら、500円出せばお釣りが来ます。
長期滞在にはもってこいの国の一つだと思います。
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