デーヴァナーガリー文字を読めるようになろう!⑤子音連結編2〜

デーヴァナーガリー文字/Devanāgarī Alphabet

このシリーズを①から順番に勉強して、ついに⑤まで来られたあなたは、なかなかのマニアです(笑)
これを作っている私はもっとマニアです。
ここまできたからには完璧にマスターして、デーヴァナーガリー文字をスラスラ読めるようになりましょう!
あとは単語力をつけて、文法を学習していくとヒンディーのマスターに繋がりますね!

子音連結~Consonant Cluster~②

子音連結とは、aiueoなどの母音を挟まない子音の集まりのことです。
英語だと”train”の”tr”が例に挙げられます。tとrの間にaiueoの母音を挟まない。

  無声無気音無声有気音有声無気音有声有気音鼻子音
喉音
口蓋音
反転音
歯音
唇音

子音連結1では、上記表の鼻子音を学びました。
今回はそれ以外の子音連結です。ちょっと量が多いですが、これを乗り越えれば基本的に全て読めるようになります!このページは、ぐっと歯を食いしばって頑張ってください!

文字の右側にTを含む文字の子音連結

下表の赤い文字です。

 無声無気音無声有気音有声無気音有声有気音鼻子音
喉音
口蓋音
反転音
歯音
唇音

子音連結を行う際に、文字の一部を落として後に続く文字にくっつけるのですが、くっつけ方は次の通り。
例えばत と य を連結させるとतのT部分を消して、त्य になります。読み方はtya(トゥヤ)という感じ。他にもस(sa) と ल(la)を繋げるとस्ल  sla (スラ)

文字の右側にTを含まない文字の子音連結

下の表の赤くしている文字です。

  無声無気音 無声有気音 有声無気音有声有気音 鼻子音 
喉音         
口蓋音         
反転音         
 歯音         
唇音  प       

順番にみていきましょう。

(ka) / (pha)

まずはक(ka)
これは、右側の丸部分の最後の部分を消します。
例えば
क् + य क्य (kya)(キャ)
こんな感じ。わかりやすいですね。
ちなみに形が似ているफ (pha)も同様です。

(chha)

口蓋音のछは子音連結はほぼ見ることはないそうです。ここではスルー

◉ 反転音 (ta) (tha) (da)  (dha)

これは上下に重ねるイメージ。

ट् + ट्ट (tta)(ッタ) 

डも同様。
ड् + ड्ड (dda) (ッダ)

(da)

この子音連結は形を変えます。しかし、じっくりみたらなんとなく推測できそう。。。
द् + द्ग (dga) ヒゲのように下に飛び出た二本がग です。
द् + द्ध (ddha) दの有気音であるधとの子音連結。下方に小さくなったのがधです。
द् + द्म (dma) これはまさしくハイブリッド! 一つの文字にद もमも感じられます!
द् + द्व (dva) द्ध の、丸が一つ少ないパターン。
द् + द्द (dda) दを縦に連ねた、そんな感じですね。

特殊変化する子音連結

◉ 子音連結で形が大幅に変わる文字シリーズ
क् + क्ष (ksha)
त् + त्त (tta)
त् + त्र (tra)
ज् + ज्ञ (jnya) ※発音は”ギヤ〜”
श् + श्र (shra)
द् + द्य (dya) 

から始まる子音連結
रに関しては子音連結を成す際は原形がありません。習わない限り読めません。

र् + र्ग (rga)
र् + र्क (rka)
お気づきでしょうか。
रから始まる子音連結は上に右向きのフックを書くだけです。これがあると、「र्ग」は rga(ルガ)、「र्क」をrka(ルカ)のように読みます。

で終わる子音連結

次にरで終わる子音連結です!
例えば先ほど例に挙げたग とक で見てみると、、、
ग् + ग्र (gra) (グラ)
क् +क्र (kra) (クラ)

文字のT部分の下方に左下に線を書きます。

ではTがない文字にはどうくっ付くのか。
見てみましょう。

ट् + ट्र (tra)
ड् + ड्र (dra)
・द् + र = द्र  (dra)
ढ् + ढ्र (dhra)

下にvが逆さを向いたマークを書きます。
すごく細かいので見落としてしまいそうです!

(ha)
ह् + र = ह्र (hra)(フラ)
रの子音連結のマークがहの真ん中にいます。

これで一通りの子音連結はカバー出来ました!この子音連結に母音のマークが付いてくるので、最初は時間がかかると思います。時間はかかりますが、一つひとつ着実に読んでいって数をこなしていきたいです!

一緒に頑張りましょう!
(実は、まだ記号系をカバーしていません。少々お待ちください。)

次は、数字編です!
興味のある方は覗いて見てください。見慣れた1234とは全然違いますよ!

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