ジョージア料理と言えば?
もしかすると日本ではそこまで有名な料理はないのかも知れません。
でも、ここは美味しいもので溢れている国なのです。
食べたいものが多すぎて気持ちばかりが焦りましたが(笑)、なんとか滞在中に食べたいリストのものは食べることが出来ました(必死)。
KIZKI
まずは、黒海沿いのバトゥミと言う観光地にあったジョージア郷土料理レストラン。
まずはジョージア料理といえば、知っている人なら最初に出てくるであろう、ハチャプリ。
パンにクレーターのようなくぼみをつけて、そこにチーズ、バターを乗せて焼いたシンプル料理。
私たちは生卵を乗せたバージョン。横には追いバターが添えられています。パチパチパチ
結構、想像通りの味(笑)!普通に美味しいです。
パンの焼き加減が美味しさをプラスしているんだと思います。
そして食べたことがある方ならお分かりかも知れませんが、お腹はすぐにいっぱいになります。
次にご紹介する料理とハチャプリの2品しか頼んでないんですが、ハチャプリを完食することは出来ませんでした(泣)。
こちらはもう1品頼んだオジャフリ
しっかり味をつけて焼いた豚肉と、外はカリッと、中はほくほくのじゃがいもをいろんなハーブやスパイスとニンニクで絡めた、美味しくないわけがない料理です。
この日と、次の日に会った方々には申し訳ありませんが、ニンニクが最高の演出をしてくれています。
これは日本に帰っても作ってみたい。
Klike’s Khinkali
こちらは首都トビリシにあるヒンカリ専門店。
お店は地下になります。
ヒンカリは、ジョージア版水餃子といったところ。
中身は通常の水餃子よりバラエティ豊かで、この専門店で私たちが食べたのは3種類。
まずこちらはスタンダードなビーフ&ポーク。
写真がぼやけていますが、皮はやや分厚めで、つるんとした食感。
見た目はややとっ散らかってますが、皮の部分を一口食べると中には2種類の肉が合わさった挽肉と肉汁がたっぷり入っています。
濃い目の味付けなので、ビールやお酒と合いそう。
(このビーフとポークにハーブを加えたカラクリという種類もありましたが、スタッフの男の子曰くハーブ無しの方が伝統的なヒンカリだからこっちをおすすめするよと言ったので、今回はスタンダードな方を頼みました。)
こちらは、キノコ。
1個のボリュームもなかなか。
色んな種類のきのこが刻まれて、食感も相まって美味しかったです。
こちらも結構濃い味付けなので、ビールと一緒に食べるのは最高そうです。
こちらの中身はじゃがいも。
可愛らしいフォルムが印象的。中身によって形が変わるのが楽しいです。
(ちなみにじゃがいもは2つだけ注文したんですが、4つ来ました。「これはお店からプレゼントだよ」と言ってもらいましたが、多分、いやおそらく数を間違えただけ(笑))
中身はとってもシンプル。味のついたじゃがいものみ!
他の具材が濃い味付けなので、このじゃがいもと一緒に食べるのも美味しかったです。
じゃがいもやキノコ、他にはチーズといった具材はベジタリアンの方も食べれるようになっています。
どれも美味しいんですが、ヒンカリは水餃子と違い、頭の部分はつまむ部分として基本的に残すようです。
もちろん皮の分厚さが薄くなってしまえばもはやヒンカリではなくなってしまうかも知れませんが、「もったいない国」で育った私はもったいないと感じてしまいます(笑)。
お腹が許す限りは食べました。(ただの食いしん坊の言い訳ではない)
churi
こちらも首都トビリシ。Youtuberもちらほら訪れている、結構有名っぽいお店。
平日の昼間にもかかわらず、おじさんたちで盛り上がっています。
店内の奥にキッチンやバーカウンターがあります。
テーブルはほぼ埋まっていて、写真は撮れませんでしたが、ほとんどの人が3ラリ(≒130円)のクラフトビールを飲んでいました。ビールはマーケットでもレストランでも構わず安いです。
さて、まず私たちが注文したのはこちら。バドリジャーニ
これは、ジョージア料理の前菜の一つ。
荒くペースト状にした胡桃を茄子に挟んで焼いたもの。
一見、熱そうに見えるかも知れませんがこちらは冷たいのです。若干カレーパウダーの風味もしてビールにも合って美味しかったです。これも是非日本でも作ってみたい一品。
このお店でもう一品頼んだのが、シュクメルリ。
去年だったか、牛丼チェーン店が期間限定で「シュクメルリ」を出しましたが、実はジョージア料理でした。
なんだかグツグツいわせながらやって参りました。結構なボリュームです。
しっかり焦げ目をつけたチキンと、バター、牛乳(またはクリーム)、そしてそして大量のニンニクが入っています。
これって最高の組み合わせな訳で、最初は無理と思えた完食も、二人でしっかり食べ切れました。
最後余ったスープは、パンを付けて食べる人も多いようです。
オジャフリ同様、口の中がずーっとニンニク。歯を磨いたところで、、、です。
メディコ&スリコゲストハウス
最後は、クタイシで滞在したゲストハウス、メディコ&スリコの夕食でいただいた料理をいくつかご紹介。
彼女たちのおもてなしは底なしで、ご飯やドリンクをエンドレスで与えてくれます。
こういうところが、おじいちゃんおばあちゃん家に来た感覚にさせてくれるんだと思います。
どれもこれも本当に美味しくて、胃袋拡張システムなんてものがこの世にあればぜひ利用したかったです。
こちらはペリメニ
ロシア料理の一つだそうですが、ジョージアのスーパーの冷凍コーナーでも必ずと言っていい程、結構な存在感を放っているペリメニ。小さな水餃子のような感じ。中には牛肉か豚肉のミンチ肉が入っていますが、国によっては子羊肉を使用するところもあるようです。
ロビオ
キドニービーンズと言う、茶色い豆を煮込んだスープ。(日本語は金時豆?)
優しい味で、エンドレスで食べられます。
ちなみにロビアニと言う、豆を挟んで焼いたパンも有名。
ここメディコ&スリコでは、他にも美味しい料理はたくさんいただきましたが、名前が曖昧なので割愛します。
以上、ジョージア料理のご紹介でした。
全体的に塩っけは濃いめなので、ビール好きの方ならハマること間違いなしの料理の数々。
それに加え、いろんなハーブにとどめのニンニク。満足感はかなり高いと思います。
お腹の調子を考慮して、ジョージア料理はなるべくお昼に食べるようにして、夜は宿で軽めに抑えてちょうどよかったです(笑)。