インドには、トータル約2ヵ月と1週間滞在しました。
訪れた街は14ヶ所。
インドは大きすぎて、一つの国とは思えないほど。行く先々で色んな食事に出会えます。
インド人と出会えば、必ずと言っていいほど「あそこではあれを食べたらいいよ。」「あそこに行くなら絶対これは食べてね!」とおすすめされます。
みんな、食べるのが好きなんだなぁ。
それでは、実際に私たちが食べた料理をいくつかご紹介します。
(ちなみに、全てお肉は入っておらずベジタリアンメニューばかりです)
ストリートフード編
- ワダパオ
こちらは、ムンバイで滞在していた宿でインド人の女の子がおすすめしてくれたお店。
「ワダパオは現地の人たちにとって、気軽に食べることができる大人気のスナックよ」と教えてくれ、早速行ってみることに。
こちらがそのワダパオ。(ちなみに他にも、ワダパーヴやバダパヴなどと呼ばれています)
見た目はハンバーガーですが、お肉は入っていません。
中には、ワダを表す「ポテトの揚げもの」が入っていて、パクチーやケチャップなどのソースがかかっています。
ベジタリアンが多いムンバイ地域に根付いた料理。
個人的にはグリルした方がパンもカリッとしていて美味しかったです↓
- セヴプリ
ムンバイの友達夫婦に、屋台で食べられる美味しい料理を教えてほしいということで連れて行ってもらいました。
その中で、一番美味しかったのがこちら。
セヴはひよこ豆の粉で作った細い麺で、プリというのは「揚げ菓子」という意味。下にはリッツのような揚げ菓子が敷かれていて、甘辛いソースがかかってとっても美味しい。
- パーン
噛む嗜好品と言われ、食後に食べるお口直しのパーン。色んなタイプがありますが、私たちは甘いパーンをいただきました。
日本人の感覚では考えられないほど甘く、そしてなぜかインドのお香を感じる味。
- カチョリ
こちらは、ラジャスタン州のジョードプルの人気メニュー。
豆や野菜をドライカレー状にして包んで揚げた、いわばカレーパン。
日本のカレーパンとは違いますが、皮がずっしりしながらも表面はカリッとしています。
中はもちろん辛く、ヒーヒー言いながらいただきました。味は美味しいですよ。
- ミルチ・バダ
こちらも、ジョードプルで人気なストリートフード。
こちらも漏れなく辛く、汗かきながら食べました。
それもそのはず、ミルチというのはヒンディー語で唐辛子を意味し、その中に潰したじゃがいもを詰めて揚げています。
- フライド・イドゥリ
イドゥリは米とウラド豆を合わせて作った、蒸しパンのようなもの。
こちらは、それを揚げたバージョンです。
中にはスパイスで味付けした野菜などが入っていて、味といい食感といい大満足でした。
お値段も他のストリートフード同様お手頃で、たったの15ルピー(約24円)。
- パプディ・チャート
ガンジス川で有名なバラナシでいただいた一品。
もはや何がなんだかわからない見た目ですが、侮ることなかれ。
様々なスパイスや甘辛いソースが、スライスした玉ねぎや茹でたジャガイモに絡み合い、下にはクラッカーが敷かれていて、混ぜながら食べると色んな味や食感を一気に楽しめます。
お店には多くの現地人を始め、海外旅行者もいて、一瞬にしてその人気が伺えます。
ちなみに、上に振りかけられている緑色はパクチー。個人的にとっても苦手だったんですが、インドの料理は基本的に味が濃く、パクチーの個性をいい意味で打ち消してくれるので、インドではパクチー克服です。
バラナシへ行かれる方は、是非チェックしてみて下さい↓
カレー編
インド料理と言えば、やっぱりカレー。私たちも例外なくカレーを食べています。
カレーと一言で言っても種類はもちろん豊富。日本のカレーのようにルーを用いず、様々なスパイスを使います。そしてメインの野菜を替えれば色んな味のカレーを楽しむことができます。
- ジーラ・アルー(ポテトクミンカレー)
ちなみにこちらは別日に頼んだ同じメニュー↓。
同じメニューなのに、日によって見た目などが変わるというのはインドではよくある話。
ポテトクミンカレーは旦那の一番お気に入りとなり、幾度となく色んなところで食べました。
たまに塩気が強いところはありましたが、基本ハズレはなくどこも美味しかったです。
ここからは色んなカレーを一気にご紹介。どれも美味しかったです。
- オクラカレー
カレーの中で一番好きでした。
- ナスカレー
見た目は濃いけど、ナンと一緒にいただくとマイルドになって最後まで美味しくいただきました。
- トマトカレー
- きのこカレー
カレー編は以上です。
- ターリー
インド料理を語る上で欠かせないのが、ターリー。
「6つの味覚」を楽しむことを前提に作られる、インドの定食のような位置づけのターリー。
甘さ、塩気、苦さ、酸っぱさ、渋さ、そして辛さの6つがその味覚ですが、私個人的にはその多くを占めているのは辛さです。時に辛さしか感じません(笑)。
でも、美味しくて何度も通ってしまうんです。ちなみに野菜のターリーで大体60〜80ルピーほど。
上の写真のターリーは70ルピーで、日本円で112円。日本だとおにぎり一つも買えないくらいかもしれません。この上ない幸せです。
- ウッタパム
インド中央よりやや南に位置するバンガロールでいただいたウッタパム。
日本のお好み焼きとも喩えられるこちらは、小麦粉ではなく米粉と豆粉を混ぜたものを使用。
ソースは、スパイスや野菜を煮込んだサンバールや、ココナツや色んなスパイスにコリアンダーを加え混ぜたチャツネ。両方とも辛いです。
- パニヤラム
お次も馴染みのある食べ物に似ていませんか?
まさしく日本のたこ焼き。残念ながらタコは入っていませんが、モチっとした食感が美味しいです。
生地はウッタパム同様、米粉と豆粉を混ぜたものが主流。
これはこれで美味しいけど、やっぱりおたふくソースかけて食べたくなるじゃないですか(笑)
- 南インドカレー
インドの最南端、カニャクマリでいただいた南インドのターリー。お皿はバナナの葉っぱなのが特徴。
南インドのカレーは北インドカレーよりも辛かったです。でも、味に関しては若干薄め。手で混ぜ混ぜしながら頂きます。現地人のようにうまくはいきませんが、だんだん慣れてくると、手で食べる美味しさにも気付かされました。
- フィッシュミールス
ケララ州のコーチでいただいたフィッシュミールス。魚のカレーです。
右上の小鉢に入っているのが鰯のような魚。見慣れた魚がカレーに浸かっているのが少々違和感ですが、味は意外に美味しい。
そして、お米一粒が過去一番大きい。写真だと分かりづらいかもしれませんが、日本のお米の2〜3倍ほどの大きさです。
- ドーサ
南インドでの旦那のお気に入り料理です。まさにインド版クレープ。
ドーサは日本のインドレストランでも比較的簡単に頼むことができる料理かもしれません。
中に味付けされたマッシュドポテトが入っています。
番外編
ここからは、インド料理以外で美味しかった(記憶に残る)ものをご紹介。
- ジンジャーコーヒー
出会ってしまいました、美味しいインスタントコーヒーに。
砂糖、ミルクを加え、そこにすりおろした生姜を濾過して入れたコーヒー。
最初はコーヒーと生姜が頭の中で結びつかず、注文に躊躇しましたが、評判がとても良いと聞いたので頼んでみることに。
これが大正解。調べてみると、日本でも意外に知られている飲み物のようで、レシピも探すことができました。日本に帰るとぜひ作ってみたい飲み物です。
- ラッシー
ラッシーは日本にあるインド料理屋でも定番のドリンク。甘いヨーグルトのドリンク。
甘すぎて、2人で半分くらいしか飲むことが出来ませんでした。
好きな人は好きな飲み物です!(当たり前)
- インドの喧騒から逃れられるオアシス。。。
インドの一食以上の値段はしますが、それ以上の癒しや美味しさ、安心感を得られるインドのカフェ。
もちろん数は少ないですが、こういったカフェが貴重でありがたいんです。
写真は、ラジャスタン州のジャイプルにある”the little coffee shop“。
以上、私たちがインドでいただいた食事の一部でした。
他にも色々ありますが、挙げるとキリがないのでこの辺で。
どれも辛くて美味しい料理ばかりでした。