食事|アルバニア編

・世界の食べ物/Food

アルバニア語で「ご飯を食べに行こう」というのは「パンを食べに行こう」と言うそうです。
パンと言う言葉を使うことでわかるように、アルバニア人にとってパンは私たち日本人にとっての白飯であり、食事の中心になる食べ物。

カフェの数ほどは無いにしても、街中を歩いているとパン屋があちこちにあります。(アルバニアのカフェの数は驚くほど)スープを頼んでも、必ずパンがついてきます。

ちなみにここアルバニアでは、トルコやエジプトと違いカメラを向けられるのを嫌がる人が少なくありません。怒るわけではないですが、手と顔を横にふり「結構です」という素振りでカメラのフレームから外れるような感じ。美味しいお店ほど客も多いので、撮りたい写真が撮れていません。盗撮のような写真もあるかも知れません(笑)。ご了承下さい。

ティラナ編:7店舗
ベラト編:1店舗
シュコダル編:1店舗

首都ティラナ編
Byrek Special “Luani”

ここはブレクのお店。

ブレクとは穀粉で作る生地を何枚か重ね、その間にチーズや挽肉、またほうれん草や玉ねぎといった野菜を入れオーブンで焼いたいわゆるパイのようなもの。

トルコを初めとする中東アジアや、ここアルバニアやルーマニアといった東ヨーロッパでも広く愛されているこのブレク。

呼び名は国や地域によって異なるようですが、アルバニアではbyrekと書いてブレクと読みます。

これは、チーズを入れただけの王道中の王道。

食べかけで申し訳ありません。
チーズの美味しさもさることながら、何層にも重なるこの生地の食感がどこか水餃子の皮を思い出させるもので、味も薄すぎず濃すぎずちょうどいい塩っけで美味しいんです。

値段は覚えていませんが、100円以下でした。これでお腹いっぱいになれます。

若者から中高年まで幅広い年代の人で賑わっていました。

Laguna

ここは、テイクアウト専門店。ピザとアイスを売っています。

時間帯によっては行列ができています。

一切れ120円という安さとは思えないクオリティ!
行列も納得です。
お店には飲食スペースがありませんが、すぐ後ろが公園ということもあって、購入した人はここのベンチに腰掛けて食べていました。晴れの日なら最高のランチになります!

Le BON

何気なく入ったこのお店はティラナに数店舗展開しているケーキのお店。
ケーキがメインですが、食事も取ることができます。

日本にあってもおかしく無いようなシンプルでおしゃれな外観。

とにかく種類が豊富なケーキ。
ホールケーキは平均1,200円くらいで購入できます!

単品のケーキも100〜300円ほどと日本より安いです。

見た目もカラフルで鮮やか。甘いのが苦手な人も、見るだけでも楽しめます。

私たちが購入したのはレモンケーキとティラミス。二つ合わせても400円以下。
甘さは脳天直撃レベルでしたが、濃いお茶かブラックコーヒーと共に食べるにはちょうどいいかも知れません。
スイーツ好きにはたまらない美味しさだと思います!

SHYQI

Googleマップに載っていない美味しいお店を発見。

このバザールの向かいにあります。

英語を話すおじさんウェイターと、おじさんシェフで運営。

ここのチョフテが最高に美味しかったです

チョフテ、つまりミートボールのようなもの。味もしっかりついていて、ご飯との相性が抜群でした。一個50円で食べられます。
トルコでもお世話になりましたが、トルコではキョフテと呼ばれていました。チュフタやコフタやキフタ、、、国や地域に寄って呼び名のみならず見た目や味付けが微妙に変化していくのは面白いです。

野菜が食べたいと言うことで、グリルベジタブルを頼みました。
グリルした茄子、ズッキーニ、パプリカにチーズとバルサミコをかけたシンプルな料理。
シンプルなのにうまい。バルサミコが苦手な方でも、酸っぱすぎず食べやすいはず。

スープは日によって違うようで、今日はチキンスープでした。(別日に行ったけどこの日もチキンスープでした(笑))
しっかりとした味付けで、パンと食べるとちょうど良い濃さになります。

アルバニアのライスは基本味がついているんですが、どの料理にも合って美味しい。
この4品で630円ほどでした。他のレストランよりも値段は安めの設定。そのくせ、味は負けず劣らずなので言うことなしです。

Villa Vecchia

現地の人からすすめてもらったこのレストラン。

おしゃれな通路を通って中に入ります。自分達では絶対見つけられないような場所。

中に入ると、食事を楽しむ人や、コーヒーを飲む若者、ワインを飲みながら夫婦の時間を過ごしている人などがいて、とても平和な空間が広がっていました。店内のおしゃれな雰囲気を写真に収めたかったんですが、前述の通り人が多いと撮りづらいのがアルバニア。。。

イスラム教ではありますが、いただいてしまいました。ポークです。
シンプルなポークリブ。塩胡椒がややきつめなのはアルバニアあるあるですが、焼き加減はちょうど良くビールが進む味です。飲んでないけど。

アルバニアはピザも美味しいんです。

アルバニアは基本室内も寒いので、つい頼んでしまうスープ。これはベジタブルスープ。
ポテトベースだと思いますが、味が濃厚で美味しかったです。奥に見えるパンは、この旅始まって食べたパンの中でも1、2を争う美味しさ!期待していなかったのでびっくり。

Qofte Tradita Met Kodra

ここは現地の人に教えてもらった、チョフテ専門店。

お店には既に数人の列が。私たちも続いて並んでいると、さらに後ろに並び出します。
現地の人からも人気なお店なのが伺えます。

私たちが訪れた時には、おじさんが一人でせっせと焼いたり、チョフテを奥から追加したり、注文を聞いてお会計したりと全ての作業をこなしていました。

チョフテとパンを買って、ビールなど飲み物を持ち込んでいる人たちも多く見受けられました。
自由な感じがいいなぁ。

どうですか、このインスタ映えから程遠い見た目。
でも、チョフテ一本で勝負しているだけあって、美味しくないはずがないんです。
かすかにラム肉を感じるんですが、他で食べた時に感じたような臭みが全くありません。お肉の旨味とシンプルな塩胡椒などの味付け、そして炭火焼きの風味、最高の味わいでした。

値段はチョフテ1本30レクで、パンは10レク。チョフテ4本入れたサンドで130レク。およそ139円です。驚異の安さ。

Flower’s

店名は自信がないです。おそらく、そう。でもGoogleマップには全く違う店名で映っています。。。

ここはいわゆる庶民派食堂。

お昼時には、仕事中にサッと食べてすぐ店を後にする男性客や、2〜3人で談笑しながら食事をする年配男性。またテイクアウトで同僚の分も一緒に頼んでいる女性など、地元客で賑わっていました。

茄子にひき肉を詰めたstuffed eggplant。
茄子がほろほろで、いろんなハーブの味付けがされていてとっても美味しかったです。

やっぱり頼んでしまう、チキンスープ。ブドウの葉のようなものも入っていて、深い味で美味しかったです。

ベラト編
Restaurant Bar Çuçi

ベラトに着いて最初に行ったレストラン。ここが大当たりでした。

お店自体は大きくないんですが、地元民でほぼ満席。

こちらはチキンフィレ。味付けはシンプルな塩胡椒にシンプルなハーブを加えたもの。
これ、日本のランチ定食で出たら、サラリーマンから女子力高めな女子まで幅広く人気になりそう。

こちらはチョフテ。ベラトでも食べました。ここのチョフテも超絶美味しかったです。やっぱりハーブが良い仕事をしています。

こちらはライスと言う名前でしたが、シンプルなライスではなく味付けが施されています。サイドにはほろほろチキンが。食欲が細ければこれだけで十分なくらいです。

こちらは野菜スープ。野菜スープでどこからその味の深さを出しているんだと聞きたくなるほどの味わい。一緒についてくるパンと食べると更に美味しい。

これ全部で800円。ヨーロッパとは思えないコスパです。

実は翌日にも再びお昼を食べに行きました。
すると、お店からデザートをいただきました。

小麦などの穀物や、果物、ナッツが入った甘いお粥と呼ばれるデザート。
お粥がデザート?と思うかもしれませんが、これが意外に美味しい。上にシナモンシュガーが軽くまぶしてあって、プリンよりもとろっとした生地に穀物やナッツの食感がアクセントになって、しかも甘さ控えめでペロリ。甘さ控えめのデザートに出会うのが旅を出て久々だったので(いや初めてかも。。。)、外国で日本人に出会う時のような嬉しさを感じました(笑)。

シュコダル編
Restaurant PURI

ここは、地元民が集まる人気のレストラン。

美味しかったので、二日連続で訪れました(笑)。
初日、オススメと言われて頼んだのがこちら。

Father’s rice(Best seller)という怪しげな名前だったんですが、お肉と野菜が添えられたライス。
このお肉が美味しくてホロホロでした。

それと一緒に無料で付いてきたのがビーフのハンバーグ。チーズと野菜もついてます。
シェフ、日本で修行しました?って聞きたくなるほど懐かしい味。

チキンスープも美味しかったです。

サワークリームがかかってあるのはアルバニアで初めて。
パスタも入ってあってボリューム満点。

二日目に頼んだのはこちら。

奥がアルバニア名物チョフテ。
手前がソーセージ。これ、中身を聞きそびれたんですが、多分ポーク。日本で食べる、いわゆる美味しいソーセージ。久々に食べたので美味しさも一際。

見た目日本のレストランではアウトかも知れませんが(笑)、ライスにグレービーソースっぽいのがかかっていて美味しいんです。地元客のほとんどがこれを頼んでいたほど。

そしてこちらはサラダ。分かりづらいかも知れませんが、これ300グラムあるんです。
サラダって結構お腹が膨れるんですね。一度にこんな食べたことないからお腹もびっくり(笑)

ちなみに、初日は英語のユーロ表記のメニュー。二日目はアルバニア語で書かれたレク表記のメニューを見て頼みました。おそらく、ユーロは観光客用でレクは地元民用。メニューの内容が違っていたのでなんとも言えませんが、値段もユーロの方が高かったと思います。どの料理も美味しいと思いますが、個人的にはアルバニア語のメニューが品数も多く値段も安めなのでそちらがおすすめ。Google翻訳で大体把握でき、スタッフも親切に教えてくれるので問題なかったです。


アルバニアのレストランは、基本美味しいです。期待せずに入っても大体あたり。
全体的に味付けが濃いめなのでお水(やドリンク)は欠かせないかも知れません。

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