アルバニアの首都、ティラナの中心にあるHouse of Leavesは、1944年から1991年の間、秘密情報機関として使用されていました。
建物自体は1931年に建てられていて、最初は産科として使用されていたそうです。
英語の通称、House of Leaves、直訳すると葉の家。その名の通り建物が葉で覆われているためそう呼ばれています。
今でも、蔦が主に1階部分を覆っているのが分かります。
秘密情報機関、つまりこのHouse of Leavesは社会主義時代の政権の脅威となる人物たちに対するスパイ活動を行なっていたシグリミことアルバニアの秘密警察の本拠地。
当時使っていた様々なものが展示されています。
中国製や西ドイツ製など様々な国の録音機器や録画機器。
その中には、SONYやパナソニックなどといった日本製品のものも多くありました。
こういった誰の家にもありそうな工具にも盗聴器が仕込まれていたりしました。
またシグリミとは、一般市民に紛れて普通の生活をしているように装いながらスパイ活動を行う警察のこと。
自分の家族や親戚にも内緒でスパイ活動を行う人もいたようで、自分の家族にスパイされ逮捕でもされた日には、もはや誰も信用できないトラウマに陥りそうです。
壁にかかってあるのは、おそらく当時盗聴して録音したレコード。
秘密監視博物館としてオープンしたのは2017年と最近の話。
この博物館は「社会主義政権時代に、スパイされ、逮捕され、起訴され、有罪判決を受け、処刑された罪のない人々」に捧げられています。
入場料は700レク(≒750円)
毎月第4日曜は無料と聞いていたのですが、これはアルバニア人に限る特典だったので外国人はいつ入っても入場料がかかります。。。
そんな秘密監視博物館、各部屋にはしっかり監視カメラが付いておりました。
ホームページ(英語)→ house of Leaves
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