リオバンバに滞在中、バスでチンボラソ山を拝みにいきます。
このチンボラソ山はエクアドルの国旗にも描かれている山で、その頂上は地球の中心から最も離れているんだそうです。
もちろんその山に登りに行くわけではなく、その近くにある国立公園へ向かいます。
リオバンバ市内からはバスで約1時間。
バスは高度を上げていき、国立公園に到着しました。
バスを降りたのは私たち2人だけ。
この国立公園の入場料は無料。入口の近くにカフェがあったので、晴れ間が出るまでしばし待つことにしました。
尚且つ、ここは標高が約4300メートルなのでとっても寒い。。。
そして風を遮るものもないので、強風がさらに追い討ちをかけます。
カフェの中も、外よりは断然マシですが、暖房などはないので寒いのです。
しばらく耐え凌いでいると、少し晴れ間が出てきたので頑張って外へ出てみることに。
すると、みたことない動物が目の前に数頭いました。
現地の人に聞くと、これはビクーニャと呼ばれるラクダの仲間だそうです。
南米にしか生息していないビクーニャ。あまり近づくと人間に恐れて逃げてしまいますが、アルパカにも似たその姿はとても愛嬌があります。
さっきより雲がマシになったので写真に収めたチンボラソ山。
雲が完璧になくなることはありませんでしたが、その雄大さを少しでも拝めて良かったです。
さて、寒さで体が震え出したので(というかもう結構前から震えてた(笑))市内に戻ることにします。
バスは1時間に一本しか走っていないようなので、とりあえず待ちます。
何時に来るかはっきりわからないまま待つというのは慣れてはいますが、寒い中待つのがこんなに辛いのかと実感。
40分ほど待ったでしょうか。ようやくバスが現れましたが、なんと他のバスが視界の邪魔をして私たちのことを気づかず、そのままバスは走って行ってしまいました。。。
途方に暮れても仕方ないので、切り替えてもう1時間待ちます。
旦那は寒さに耐えきれず再度カフェに入ってホットティーを飲むことに。
私はトイレに行きたくなるのが嫌だったのでそのまま外で待つことに。
たまに太陽が照ってくれると少し暖かさを感じます。
面白いドラマや映画を観ている1時間はあっという間に過ぎるのに、寒い中外で待つ1時間は全く過ぎるスピードが違います。
次は絶対に逃したくない、その一心でバスが来る道路を凝視(笑)。
すると、ようやくバスが現れました。
全力でアピールをして、バスに停まってもらいました。
暖かいバスの車内からチンボラソ山を眺めます。
自然の力の凄さを改めて味わうと当時に、今後標高が高いところに行く時には必ず防寒具の装備を怠らないことを誓った私たちでした。
バスは1時間ほどで到着。
あんなに寒かったのに、リオバンバ市内は暖かい。。。
もはや太陽の元は暑いです。
お腹も空いたけど、時間も中途半端なので軽くサルチパパを食べることに。
サルチパパとは、サルチ(ソーセージ)とパパ(フライドポテト)というシンプルな料理。
シンプルだけど、美味しいんです。
今晩は、ホテルに付いているキッチンで自炊をします。