サイトアイコン 夫婦初旅記

観光|ルクソールの王家の谷

今日は自転車をレンタルして「王家の谷」に行ってまいりました。バイクレンタル屋はウェストバンク側のメイン通りにいくつかあり、私たちが利用したのはこちら。

前日に出会ったスタッフのアフメッドさんが値段をぼったくる事なく教えてくれていました。彼は物凄く穏やかで腰の低い人で、全くエジプト人ぽくない人でした。
ちなみにエジプトはアフメッドさん祭りなので、名前を覚えるのに便利なようでややこしかったりします(笑)

一日レンタルで一人70ポンドと聞いていましたが、もうお昼だったので交渉の結果二人で100ポンドになりました。最初想定していた料金だったので良かったです。

自転車で30分ほど行くと、王家の谷に近づいて、緩やかな上り坂になります。

疲れと暑さに加えて、上り坂の中自転車を漕ぐのは結構体力を奪われましたが、この景色のおかげでなんとか上り切る事ができました。

スターウォーズみたいな景色が広がります

入り口少し手前で荷物検査をするようなところがあり、ここで自転車を置いていいとのことだったので降りて自転車に鍵をかけます。警備員さんがいるので安心です。(無料です)

ここから数分歩くと、入り口に着きます。

入場料はこちら。

240ポンドとお高め。(2022年2月2日時点で約1,746円)
これで数十あるお墓の中から3つ入れます。

左側は外国人観光客向けの料金表。右側は現地人価格。アラビア数字で書かれてあるので、読めなければわかりませんが、実は現地人なら40ポンドで入れるんです。外国人は6倍もするなんて。。。そんな違うとはびっくりですが、5〜6倍の料金設定はここでは妥当なようです。ナイル川を渡るボートも、外国人は15ポンドで現地人は3ポンドでした。

これがエジプトでは当たり前なんですね。

ただし、カメラ撮影になると料金は一律300ポンドになるようです。撮影には厳しい。
そして、ツタンカーメンのお墓に入るには300ポンド必要です。
別途料金が必要なお墓はEXTRA TICKETの項目に書かれてあります

支払いはクレジットカードは使えず現金のみなので要注意です。エジプトはほぼ現金のみと思っても良さそう。

入り口から王家の墓が集まる部分まではカートで移動。これは5ポンド。帰りは支払わず乗れたので、往復5ポンド。所要時間は約2分ほどであっという間でした。歩いてもいけそう。。。

入り口付近に大まかな地図があります。

まず私たちが訪れたのは、「ラムセス3世
第20王朝の2代目ファラオ。

ここは、壁画が比較的に綺麗に残っているとのことだったので3つの候補に入れていました。

入り口入ると早速鮮やかなヒエログリフがお出迎え。
エジプトを訪れると決めて、少しはヒエログリフについて調べていたんですが、いざ本物を目の前にすると全くチンプンカンプンただただ魅了されます。

知っている文字やエジプト神があると結構テンションが上がります(笑)。

次に訪れたのは「メレンプタハ
第19王朝4代目のファラオ。ラメセス2世の息子にあたります。

入り口を潜ると早速お出迎えのラー・ホルアクティ神のレリーフ。

このレリーフは、左に描かれているメレンプタハが、太陽神であるラーに「私はあなたとともに冥界に旅をして、あなたが東から昇るように、私は来世で再生します」という挨拶をしている様子を表しているそうです。

奥へと下っていくと、

メレンプタハが眠っていた石棺があります。

最後に訪れたのは「ラムセス9世
第20王朝の第8代ファラオ。

本当はラムセス4世に行きたかったのですが、なんと改修中。スタッフらしき人が言ってたから多分そう。確信はありません(笑)ちなみに墓の前には何のお知らせもありません。ただ白く破れた幕が入り口にかけられていただけ。。。

という訳で、最後はラムセス9世。

すごく繊細なレリーフ。

写真で一言で使われそうな壁画。

エジプト史に興味がなくても、絶対楽しめること間違いなしの「王家の谷」。
夏場は暑すぎて観光どころじゃなさそう。2月の気候はちょうど良かったです。

モバイルバージョンを終了