ベルリンには数多くの美術館や博物館があるので、多くを回ろうとするともちろんかなり時間は必要になりますが、主要なところだけだと1日〜2日ほどで回れそうな規模だと思います。
私たちは、デンマークから次の目的地へ向かう途中下車のような感じでベルリンに降り立ったので、観光に割ける時間は二日合わせて約3〜4時間ほど。
私たちが今回、さくっと回ったベルリンをご紹介します。
まず立ち寄ったのはポツダム広場。
「ポツダム」自体はベルリンから電車で30分ほどのところにありますが、ベルリン市内にあるのはポツダム広場。
この日はイベントが開催されていて、みんなビールやワインを飲んだりして各々素敵な時間を過ごしていました。
そのポツダム広場からすぐのところにはベルリンの壁がありました。
その昔、西ドイツと東ドイツに分断していたドイツ。その分断の象徴だったベルリンの壁は街の色んな所で見ることができます。
この壁が崩壊し、ドイツが統一したのは1989年のこと。そんな昔じゃないことに改めて驚かされます。
こちらは「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」
市内の中心地に、突如1万9073㎡もの広さにわたって広がるのは2005年に建てられたホロコースト記念碑。
そのすぐ北にはベルリンのシンボルとも言える有名な、ブランデンブルク門があります。
ここは、東ドイツと西ドイツの間に置かれた検問所。
東側はアメリカなどの国に、そして西側は当時ソビエトに統治されていたため、この検問所が存在していました。
今でこそ、周りにはファストフード店やお土産やさんなどが並び、普通の街中の風景となっていますが、ほんの30数年ほど前までこの検問所が使用されていたと考えると、「今の当たり前」はずっと続くわけじゃないんだなぁと感じます。
こちらは、テロのトポグラフィー。
こちらは無料で入ることができます。
ナチス時代に関することを主に、写真などが展示されています。
過去の自国の非難されるべき事実をを包み隠さず公にするドイツ。
さて、皆さんお感じの通り、ベルリンの観光となると、必然的に戦争にまつわることなどになり暗い場所が多くなってしまいます。
でも、ベルリン自体はとっても素敵な場所で、きれいで整理された街並みは日本を思い出します。
歩いていても、人が配慮しあっている雰囲気を感じ、個人的にはとても居心地の良い街です。