プロヴディフはブルガリアの第二の都市と言われていますが、市内の歩道はこんな感じ。
木の偉大さを感じることが出来る街感になっています。気を抜いていたら、つまずいたり転けそうになるので大変です。
電車ももちろん走っていますが、なんとも味のある線路です。
しつこいですが、これで第二の都市。田舎っ子の私にはとても居心地が良いです。
プロヴディフ到着日からずっと雨だったんですが、三日目はかろうじて晴れ間がのぞいたので、行けなかった中心地へと向かいました。寒さも前日よりマシ。
公園には見覚えのある銅像が。
そう、桃太郎とその仲間です。
なんと、岡山市と姉妹都市を結んでいるそうです。
結構歩いて旧市街の円形競技場へ到着。
入場には5レフ(≒350円)必要ですが、外から丸見えなのでここから写真を撮る人も多かったです。
収容人数は7,000人と言われるこの劇場。
なんと修復を経た2004年からはここで様々なイベントが開催されていて、2世紀に建てられた劇場が今でも使用されているなんて、世界でも有数のレアな場所の一つだと思います。
一番見晴らしの良い丘へと向かう途中、見て見ぬふりをしていたくろい雲から雨が降り出しました。
ちょうど良さげなお店があったので雨宿りを兼ねてお茶をすることにしました。
立地や雰囲気の割にお値段はお手頃で、コーヒーに紅茶に、デザートのマスカルポーネを頼んでも全部で770円程でした。マスカルポーネは思った以上に甘かったですが、雨を凌げてゆっくり出来たので良かったです。
ここのお店から丘は目と鼻の先。
Nebet Tepe(プロヴディフの丘)
ここに最初に人が定住したのは、なんと紀元前4000年と言われているそうです。
今はただの岩だけのように見えますが、今から約6000年ほど前にここに人々が暮らしていたと考えると、、、ちょっと規模が大きすぎて難しくて想像できません。。。
ただ、ここからの眺めはとてもキレイでした。
そして、また旧市街地をテクテク歩きます。
こういう建て方は北マケドニアのオフリドでも見ましたが、道が狭くならないためと、家を広くしたいという二つの願いを叶えた結果、2階3階を広くしたそうです。素人の私から見たらバランス的に怖いです。。。
ブルガリア民族博物館
中には入っていませんが、建物がかわいいので写真だけ収めました。
石畳の街並みは、いかにもヨーロッパという感じ。
散策するのが楽しくなります。
こちらはジュミアモスク↓
もちろん、オスマン帝国に支配されていた歴史をもつブルガリアには、モスクが存在します。
今でこそキリスト教徒の方が大多数を占めますが、イスラム教徒がいるのも事実。
地域によってはイスラム教徒が多く住むところもあるそうです。
旧市街地は特に坂が多くなかなかいい運動になりましたが、コンパクトなサイズの街なので観光もあっという間。
ゆったりとした時間を過ごすことができます。
どうでもいい話↓
観光もひとしきり終え家路へと向かっていると、停車していた宅配サービスの車の後ろに「ドーモくん」らしきぬいぐるみが乗っています。
2人ともあんまり詳しくないので確信を持てませんでしたが、ふと運転席に目をやると20代くらいの男性が乗っています。
私がごちゃごちゃ言っているからわざわざ車から降りて来てくれました(笑)。
まさかと思いつつ聞いてみます。
「あれ、あなたのぬいぐるみ?」
すると彼は答えます。
「そうだよ。ドーモくんだよ!」
やっぱりそうだったのか。いや、でもなんでブルガリアの、しかも田舎でドーモくん?笑
彼曰く、ホンダのレーシングカーを通してドーモくんを知ったそうです。
NHKのキャラクターなのに、どういう事だろうと後から疑問が湧きましたが、とにかくブルガリア人の口から「ドーモくん」と聞く日が来るとは思いもしませんでした。
わざわざトランクを開けて見せてくれました。