ケララ州にある港町、コーチ。(日本のコーチ(高知)ではありません。)
コーチには、日本にもコーチと言う名前の街があることを知っている人もいたりします。
今日は、そのコーチの観光地であるフォート周辺をぶらぶら歩いてみました。
大きい木々がそこらじゅうに植わっています。
歩いていると、映画の撮影らしき光景が。
演者らしき人が特殊メイクで猿人っぽくなっています。
映画の内容が気になる。。。
さて、最初にやってきたのはこちら。
聖フランシスコ修道院です。
この聖フランシスコ修道院には、あの有名なヴァスコダガマのお墓があります。
さて、名前は聞いたことがあると思いますが、ヴァスコダガマは一体何をした人物か覚えていますか?
彼はポルトガル人の探検家で、インドを航海したヨーロッパ人です。
亡くなったのがここコーチのため彼のお墓がありますが、実は中は空っぽで、お骨は故郷ポルトガルに引き渡されているそうです。
調べるほど、彼がやったことは海賊同然なんじゃないかと思いますが、当時は生死をかけた航海に必死だったのかなぁとも感じます。
こちらの奥にあるのはチャニーズフィッシングネット。
14世紀に中国から伝わった漁法で、インドではこの地域でしか見ることが出来ないものだそうです。網を海に沈めて、魚が入るのを待ち、魚が入るとテコの原理を利用して網を吊り上げます。
もう少し近くで写真を撮れれば良かったんですが、如何せん臭い(笑)!
足早に海岸沿いを離れました。
バイクの大群が目に入ったので近づいてみると、対岸に向かう船に乗るための列でした。(もはや”列”ではない)
車やバイク、徒歩の人もみんな乗ります。そしていっぱいになったら出発するといった具合。
ケララ州には色んな宗徒が暮らしています。
インドの国教でもあるヒンドゥーの割合は、ここケララ州では約54%と低く、他の宗教の割合が多いことを著しています。
キリスト教は調べる限り18%ほどだそうですが、この地区には多くの教会が存在していました。
家やお店にはイエスキリストの像や絵が飾られていたり、バイクの鍵には十字架のキーホルダーを付けていたり、ヨーロッパの雰囲気を感じます。
観光客は中に入ることが出来ませんでしたが、ポルトガル植民地時代、1505年に建てられた聖堂の一つ。
日中は30度を超える暑さと、ベトナム並みの湿気で歩くのも一苦労ですが、夕方以降は一気に涼しくなり歩くのに最適な気候になります。夜は夜で明かりがない中、車やバスがビュンビュン走る道路の脇を歩かないといけなく、やや危険なので、”快適散歩タイム”は限られていてとても貴重。(早朝という選択肢もあるんですけどね。。。起きれたらの話。)
もう数日、ここコーチでのんびり過ごしたいと思います。