ジョージアの観光地、バトゥミを歩いてみました。
西側には黒海を見渡せ、夏場には多くの観光客で賑わうバトゥミ。
5月の今は流石に泳いでいる人は見かけませんでしたが、海岸には多くの人が座って海を見たりおしゃべりをしたりしていました。
特に今は、多くのロシア人やウクライナ人が長期で滞在しているようで、街中にはロシア語やウクライナ語が飛び交っていました。(ウクライナ語は分かりませんが、ホテルで知り合ったウクライナのアレーナという女性がそのことを教えてくれました)
ここは、黒海のビーチ沿い。この通りにはあてもなく散歩をする家族連れやカップル、若者が多く見られました。
なぜかこの通りにはボクシングのパンチングマシーンが一定の間隔で置かれていて、約45円でチャレンジ出来ます。ストレス発散のためでしょうか。(ちなみに市内にもこのマシーンはちらほらありました)
絶対に乗りたくない空中ブランコもありましたが、今日は運行していないようです。
これは、チャチャ・ファウンテン。
ファウンテンは噴水のことですが、チャチャはお茶のことではなくぶどうを原料に作られる「蒸留酒」のこと。
ぶどうを使ってはいますが、現地の人はウォッカのようだと言います。
2012年にはこのチャチャが週に1回10〜15分ほど、噴水ならぬ噴酒していたそうですが、今はもはや水すらない状態。
ちなみにこのチャチャは手作りする人も少なくないようで、宿のオーナーも私たちが到着した日に数名の仲間と作っていました。「これは70%のアルコールだぜぃ」と、なんだか誇らしげに教えてくれました。
こちらは海岸沿いにあるジョージアのアルファベットタワー。
2012年に建てられたこのタワー。ジョージアのアルファベットが、DNAの螺旋に描かれています。
ちなみに、一番最初のローマ字でいうAの文字がないなぁと思って近づいてみると、タワーのふもとにありました。
これはスペインの建築家がデザインしたそうで、高さは130m。グルジア文字を知らない人が見たらなんだかよく分からないデザインだなぁと思うかも知れませんが、グルジア文字を知ってる人が見ても、なんとも言えないデザインだなぁと思うタワーです(笑)。
アルファベットタワー近くにはこんなオブジェがありました。タイトルは「me, you and Batumi」僕と君とバトゥミ。真ん中の椅子に座って一緒に写真を撮るというのがコンセプトなのかも知れません。
こちらはバトゥミにあるマクドナルド。
「世界一美しいマクドナルド」や「世界一おしゃれなマクドナルド」と喩えられたりするこのマクドナルド。この日はジョージア祝日ということもあってか、多くの人で賑わっていたので外から覗くだけにしてみました。
外はガラス張りで、中には、芝生があったりと到底よくあるマクドナルドとは違う雰囲気。ドライブスルーも可能で、車が列をなしていました。
バトゥミの街は基本的に碁盤の目になっているので、位置を把握しやすいと思います。
道を渡る時は、信号がないところでは車は大体止まってくれます。バルカン半島の国々に似た感じ。信号があるところでは、現地の皆さんは歩行者用が赤だろうが自分の感覚で渡っていきます。結構なスピードで走ってくる車ですがお構いなく慣れた様子で渡っていく姿にあっぱれです。
そしてここバトゥミは、先ほども書いたようにロシア語やウクライナ語を話す人が多いです。それ以外にもトルコに近いということもあってトルコ人も多くいて、トルコのレストランも多く見かけました。
ここバトゥミは、ジョージア語、英語に加えロシア語、トルコ語ができればほぼ仕事には困らないそうです。
いやいや、文字だけでもラテン文字、ジョージア文字、そしてロシア語のキリル文字と3種類もあります。
こんな全く違う言語を話せる人はすごいなぁと思います。
明日は、バスで3時間ほど北東に行ったところにあるクタイシという街へ向かいます。