本日は、サンクリストバルをもっと知ろうということで「フリーウォーキングツアー」に参加してみることにしました。
待ち合わせ場所はサンクリストバル中心にある大聖堂前。
フリーとは言え、1,000円未満ほどのチップをツアー最後に支払います。(相場は国やツアーによって違うので事前に調べておくといいです)
平日だからそこまでいないだろうと思っていましたが、待ち合わせ時間には合計40名ほどの参加者が集まっていました。大人気さが伺えます。
結果、2グループに分かれてツアーはスタート。
まずは町のメルカドへ向かいます。
こちらは、道中に見つけたグラフィティ。つまり壁の落書きですが、これはコカ・コーラ会社に対する訴えが含まれています。
ここサンクリストバルは、水道水の汚さでも実は有名。観光客のみならずここの住民ですら気をつけないといけないレベル。
ツアーに参加していたスイス人の男の子も数日前にお腹を壊したそうで、水への注意を喚起していました。
飲料可能な水が貴重な中、大手飲料メーカーであるコカ・コーラはその貴重な水を使ってコーラを作ります。
そして、なぜかそのコーラの方が水より安いという謎。
「コカ・コーラが安全な水を使いまくっている」という訴えを表したこのグラフィティ。
結果、安さとその中毒性のあるコカ・コーラを飲む人が増え、今ではメキシコ、特にこの地域は糖尿病患者の増加もまた大きな問題となっているそうです。
何を食べ、何を飲むかを考えるのは消費者。色々考えさせられます。
さて、メルカドに到着。
一見、ごちゃごちゃしていてスリや強盗の不安もよぎりますが、このメルカドは町で一番安全な場所と言ってもいいほどだそう。
ここで盗みをすると、それを見かけた人たちがその盗人を裁きます。
裁く、つまりボコボコにするということ(笑)。。。
ここで働く人たちは、このメルカドの治安維持にも努めてくれているのです。
屋内に入ると、精肉店がひしめき合っていたり、
メキシコと言えばの唐辛子が色鮮やかに売られていたり、、、
毛だけが剥がされたニワトリが売られていたり、、、
見ていて飽きることはありませんでした。
別日にも野菜や果物を買いに何度か訪れました。
その後も、おすすめのカフェでコーヒーの試飲をさせてもらったり、
町を散策します。
ここサンクリストバルは、素敵なグラフィティもたくさんあります。
こちらは、見覚えのある3匹の猿、、、
かと思いきや、「見るし聞くし言う猿たち」でした。
右に書かれているセリフは、「企業が我々の水を盗んでいる」。
企業というのは、コカ・コーラ。先ほども書きましたが、この企業が、貴重な水を使って砂糖たっぷりの体に悪い飲み物にしていることに対する訴えを表しています。
最後に訪れたのはこちら。
蒸留酒(スピリッツ)の試飲ができる、お店です。
蒸留酒は基本的にアルコール度数が高く、私たちが試飲したものも40度前後。
西欧人の参加者たちはぐいぐい飲みますが、私たちは2人で分けながら試飲(笑)。
しかし、最後に飲んだチョコレートが入ったお酒はデザートのような感覚で美味しく、後日小さいサイズを購入しました。甘くて美味しいけどアルコール度数は高く、チビチビ飲まないと後で大変なことになるので要注意。
ウォーキングツアーは、普段自ら試そうとしないものにもたくさん出会うことが出来ます。
ツアーを通して現地のことを更に知ることができ、ツアー参加後の町の見え方が変わる感覚もまた良いです。
サンクリストバル、更に好きになりそうです。