ティンジルからメルズガに到着したのは夜8:30過ぎ。
この日はチェックインをささっと済ませ、宿のオーナーが出してくれたウェルカムティーとピーナッツを夜食にして翌日に備えて早めに寝ることにしました。
翌朝、朝食を済ませ、溜まっていた洗濯もして、ホテルを出たのはもうお昼。
まだ寒さは残るものの、歩いていくうちに徐々に温まるのがわかります。
ちなみにサハラは「砂漠」という意味だというのはもはや有名な話かも知れません。
なのでここでは、「サハラ砂漠」とは言わず「サハラ」で統一したいと思います。(細かい)
ホテルから15分ほどでサハラの入り口に到着しました。
曇り空なのが気になるところではありましたが、それ以上に砂漠の広大さに圧倒されます。
これは一体何の足跡なのか。カギヅメが結構鋭そう。。。
なかなか晴れそうにないので、お昼ご飯を食べに一旦引き返します。
町自体はとっても狭く、一本道の両サイドにレストランやお土産屋が軒を連ねるだけ。
お昼を食べてから一度ホテルに戻ることに。
そうこうしていると空も晴れてきて気温も温かくなってきました。
ということでコーヒーを作って再度サハラへ出発です。
さっきとは打って変わって最高の景色です。
やっぱり天気って大事ですね。同じものを見ているはずなのに天気が違うと感じ方が違います。
着込んだ冬服をリュックにパンパンに詰め込み、タンクトップでこの山の頂上を目指します。
もちろん砂漠なので、歩くと足は沈みます。
砂に足を取られる分、体力も消耗するし時間もかかります。
頂上まで約20分。小休憩を挟みながらようやく登りきりました。
見飽きることのない景色。
言ってしまえば、ただの砂のかたまりなのになんでこんなに素敵なんだろう。
感動の景色に出会えました。
名残惜しいんですが、寒くなってきたのでそろそろ降ることに。
降りはかなり楽で、どちらかというと楽しいくらい。
翌日、スマホの天気予報を見ると、雨マークがついていました。
砂漠に雨が降るなんて考えたことがなかった私たちは、雨の砂漠に興味津々でした。
(みなさんは砂漠に雨が降るって知ってましたか??)
結構本格的な雨が降っていました。
雨に打たれるサハラも、何とも幻想的で素敵でした。
という訳で、曇りのサハラ、晴れのサハラ、そして雨のサハラを見ることができました。
少し時間が経つだけでさえ砂漠の表情が変わるのに、天気がこんなに変わると砂漠の印象は全く変わるんだと感じさせられました。
色んなサハラを見ることができて満足です。