今日は、インドの学校へ見学してきました。
というのも、今滞在している日本人宿、サンタナのオーナー家族は、ITと日本語を学べる学校と小学生から高校生までが通う学校を運営しています。
その2つの学校を見学させてもらえるということになりました。
学校へは、宿のスタッフのアクシャイさんが運転するバイクで行きました。人生初のバイク3人乗り!そしてもちろんヘルメットはかぶりません。日本だと完璧アウトです。捕まるレベルですが、ところ変わってインドではみんなが漏れなくノーヘル。3人乗りどころか、家族4人乗りなんていうのも珍しくありません。
とは言え、日本のようにスピードビュンビュンではありません。みんながクラクションを鳴らしたりサインを送ってコミュニケーションを取りながら、道を譲り合ったり抜かしたりしています。
危険だと思った瞬間もなく、20分ほどでしたがとっても楽しいバイクの時間でした。
学校は、田舎ののんびりしたところに建っていました。
まずは、小学生から高校生までが通う学校へ。
ここには現在300名ほどの生徒がいるそうです。思っていたより規模の大きい学校でした。
Hospitality & cleanliness are twin sisters of progress.
「おもてなしと清潔さは進歩において双子である」という感じでしょうか。
つまり、誰かをもてなすならキレイにしておきなさいよ、ということですね。
インドでこんな表現を目にするとは(笑)。
まぁそれもそのはず、この学校には日本人の方も携わっているので、マナーや規則も日本の学校のよう。
1.時間通りに着くこと
2.学ぶ準備をすること
3.敬意を払うこと
4.自分自身を信じること
5.共有し、順番にすること
6.常に全力に取り組むこと
7.発言するには手を上げること
8.「お願いします」と「ありがとうございます」を言うこと
9.指導を聞き、守ること
10.懸命に取り組み、そして楽しむこと
若干のインドのニュアンスも残しつつ、日本の規則に通ずるものを感じます。
ここに通う子供たちは、通常の授業に加え、週に2時間ほど日本語も勉強しているそうです。
生徒たちからこんにちはと挨拶もしてくれました。
学校にはグラウンドもあります。
高校生くらいの生徒たちが、クリケットをしていました。
クリケットと言えば、インドの国技。
実は、世界の人気スポーツランキングではなんとサッカーに次ぐ2位でもあります。
ただ場所はインドやバングラデシュなどと集中しているので、世界全体で見ればそこまでメジャーではないですが。
インドでは、プロのクリケット選手の平均年収が4億以上だそうで、まさにインディアンドリームとも言えるスポーツ。広場があれば、男の子たちがクリケットをしていることも珍しくありません。
彼らがクリケットをしていたのは、明日から3日間続く、運動会の練習のため。
そういえば、運動会の予定表が掲示板に貼られていました。
気になった競技が”math race”、つまり算数レース。
どういう競技か聞いてみると、よーいドンで走り、その先にある計算式を解き、正解したらまた走って戻って次の選手にバトンタッチというもの。
“文武両道”が問われる競技です。
この学校と同じ敷地内にある、ITと日本語学校へもお邪魔しました。
ここには二十代の男の子たちが20人ほど寮生活を送りながらITと日本語を勉強しています。
ちょうど授業は終わっていたので、数名が集まってきて話しかけてくれました。
ここの学校にはみんな約1年ほど通っていて、日本語もとても上手に話していました。
ITや日本語の試験に受かると、提携している日本の企業に就職できるそうですが、今年予定していた試験の一つが、選挙のせいで中止になったそうです。
日本人の私たちからすると理解できないことですが、インドではこういうことはあり得る話。
社会主義ではないですが、なんとも強引だったりします。
そのため、試験は来年の7月に延期。次こそは是非予定通り受けられることを願うばかりです。
学校に滞在できた時間は数時間ほどですが、とても充実した時間を過ごすことができました。
学校のホームページもあります。→チャンドラ セカール アカデミー