サイトアイコン 夫婦初旅記

移動|ルクソールからギザへ[電車]

5泊したルクソールにもお別れを告げ、向かうはエジプトのギザ!移動手段は電車です。
ルクソールでは、たまたまフェリーで出会った日本語が上手なハバシュ君のおかげで、エジプトのローカルな部分をかなり体験することができました。どこでどんな出会いがあるか本当にわからないものですね。名残惜しい気持ちと共に電車乗り、8時間かけてカイロへ向かいます。

ギザはエジプトの首都カイロから、ナイル川を挟んで西南に位置します。

電車はルクソールを夜8時に出発。

到着予定時刻は朝5時20分ごろ

早過ぎますが、これは電車が遅刻することを見据えたスケジュールです(笑)。だいたい2〜3時間は遅延すると聞いていましたが、今回はどうなるのでしょうか。

ルクソールの駅

予約をしたのはルクソール駅舎内にあるチケットカウンター。1等車を予約したかったのですが、前日ということでもう埋まってしまっていました。そのため2等車を予約。ちなみに2等車で一人125ポンド。日本円で約9,15円です。安すぎる。。。
※一度購入すると、返金ができないので要注意。

エジプトの電車に乗る前は、色んな不安がありました。

まず、駅舎に入る際の荷物検査でスムーズにいかずスーツケースに入れている料理用の果物ナイフが見つかって(別に違法ではない)、賄賂をせがまれたらどうしよう、とか。
スーツケースの置き場がなく、特別な場所に置くのに賄賂をせがまれたらどうしよう、とか。
駅員さんになにかしら騙されて賄賂せがまれたらどうしよう、とか(笑)

乗る前に抱いていた心配は、実際乗ってみると拍子抜けするほどありませんでした。
チケットの確認もたった1度だけ。

私たちが乗ったのは、Speed AC Spanishという、古めのタイプの電車。車内はこんな感じ。

4列シートですが、前のシートとの間やシートの幅も広く、個人的には結構ゆっくりできました。

また驚いたことに、車掌さん(私服だからおそらく車掌さん)数名が見回りに来た際、上の棚に上げていたリュックを指差し「コンピュータは入ってないか?」と聞きます。入っていると答えると、「貴重品は自分の手元に置いておいた方がいい、危険だから」というのです。一瞬、そのセリフが怪しいとも思いましたが(笑)、みんな優しい人たちでした。
私たちはパドロックで繋いでいたので、そのまま上に置いておきました。

荷物置きはこんな感じでした。大きめのスーツケースも入ります。

私たちは足元に置いていました。

広々とした座席。快適だったのですが、、、一番心配していた車内の寒さが徐々に襲います。乗車直後は暖かくて、エジプトに来て一番暖かいなぁと油断していたのですが、1〜2時間もすれば、暖房ゼロの車内で隙間風にやられ最終的にはカイロを取り出すはめに。
1月2月に乗る予定の方は、絶対防寒具を準備下さい!

あと、電車に乗り込むと、自分たちの席に他の人が座っているというのはエジプトではよくある話というのは聞いていました。

今回も例外なく、アバヤを着たおばあちゃん達がしっかり座っていました。こんな時のためにルクソールで出会ったハバシュ君が親切にも私たちが隣同士で座れるようアラビア語で吹きこんだ音声を送ってくれていたのです。それを流すと、「いいよいいよ」と言ってすぐに席を空けてくれます。これはちょっとズルをしている気にもなりましたが、彼のおかげでスムーズに事が進んだのでとても感謝です。

座席は荷物置きの下に表記があります。

一等車は売り切れで二等車になりましたが、個人的には二等車で十分です。私達以外はみんな現地の人たちで、通路挟んだ横の二人は、結婚式を挙げたばかりらしく式の写真を見せてくれます。タキシードを着た新郎と、とっても綺麗な白のドレスに白のヒジャブを被った新婦。男性が何枚も何枚も見せてくれてすごく幸せそうでした。

寒さに加え、車内の電気は消えることなく照らし続けているので、一切眠ることはできませんでした。

さて、電車はようやく待ちに待ったギザに到着。

多くの人が行き交うギザ駅のプラットホーム。

5時20分に到着予定でしたが、果たして何時に着いたでしょう。
写真に時計が写っていますが、電車がギザ駅に到着したのは朝8時50分!
ザッと3時間半の遅延ですね!
しかも何のアナウンスもありません。私たちはGoogle Mapを頼りに電車の進み具合を把握していましたが、現地の人たちは慣れているのでしょうか。談笑しながら余裕の様子でした。

JRの皆さん、分電車が遅れるくらいでわざわざ知らせなくて、謝らなくても大丈夫です(笑)

ということで、無事ギザに到着です!ここには、あの3大ピラミッドがあることで有名。
今日は
一睡もできていないので、明日以降観光していきたいと思います!

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