今日は、カイセリからエルジンジャンという街へ電車で移動。
出発時刻は夜中の1:15。
ホテルから駅までは歩いて30分かかります。少々不安もありましたが、なんの問題もなく到着しました。
イスラム教の断食、ラマダン明け初日だからなのか分かりませんが、夜中でも路面電車やバスは走っていました。
電車は10分ほど遅れて到着。
もちろんホームには車両番号はありませんので、到着した電車にある番号を確認します。
今回はたまたま立っていた目の前が私たちが乗る4号車だったので助かりました。
酔い止め薬の効果も相まって、眠気が襲います。
ただ、椅子に座ったままなので熟睡は出来ません。夢と現実の狭間を何度も行き来して、はっきり目を覚ましたのは朝6時頃。
電車がシバスという駅に到着すると、下車する乗客も多く車内が騒がしくなります。
目は覚しましたが、体はだるくボーっと窓からの景色を見ていると、絶景が広がります。
眠気ダルさが一気に吹き飛ぶほどの景色。
少し走ると見えてきたのが、昔社会の授業でも習ったユーフラテス川です。
特に知識もない私は、ここトルコでユーフラテス川を見ることが出来るなんて知らなかったのでテンションが自然に上がります。
ユーフラテス川はここ東トルコが源流で、トルコを通った後シリア、イラクと流れてチグリス川と合流するんですね。
国同士は色んな問題があるかもしれませんが、自然は国境なんて関係ありません。
通路挟んだ50代くらいの夫婦が私に話しかけてきます。
どこに行くの〜?
どこから来たの??
トルコ語を勉強した甲斐あって、なんとか会話が成立してることに嬉しくなります。
そして突然、タッパーに大量に入ったサルマをいただきました。
煮込んだご飯をブドウの葉っぱで包んだ、ちょっと酸味の効いた食べ物。小さくて食べやすいサイズでした。
「もっととっていいんだよー」と強くすすめられましたが、朝はあまり食べないと伝え、一つだけいただきました。
すすめてくれた彼らは食べることなく、そのタッパーをカバンに戻しました。
私たちに食べさせるためにわざわざ頭上の網棚に置いてるカバンを降ろしてくれたなんて。
そんな彼らは、私たちが降りる一つ手前のケマーという駅で下車。
可愛らしい駅舎です。
彼らと別れてから約1時間ほどでようやく私たちの目的地であるエルジンジャンの駅に到着。時刻はお昼の1時過ぎ。
駅周辺は、今までのトルコとは雰囲気が違います。
写真の雲を見て想像がつく通り、この後、雨が降り出しました。
ここには一泊して、明日はトラブゾンという黒海沿いの街へ向かいます。