エルジンジャン、正式にはエルズィジャンと呼ばれるこの街を発つのは夜19時過ぎ。それまで街中を観光したり、ホテルのレストランでお邪魔して時間を潰していました。
数十キロ離れたところには温泉が湧き出ていたり、滝が流れていて泳ぐこともできる観光地もあったそうですが、今回は時間的にも厳しいのでお預けです。
夕方には雨も降ってきましたが、時間は待ってくれません。まずはホテルから歩いて3分ほどのバス停へ向かいます。傘をさす私たちの周りには、びしょ濡れのまま歩くトルコ人たちで溢れています。フードを被ったり足速に歩いたりとみんな濡れるのは嫌がっていますが、天気予報で雨予報と言われている中、傘は持たないようです。
長距離バス用のバスターミナルへは、ローカルバスで約15分。
バスの運賃を聞くと「13リラ」だよと言われたので、26リラ用意して渡したら13リラ返ってきました。
どうやら13リラというのは私たち大人二人分の料金だったようです。大人一人6.5リラ。(≒55円)
バスターミナルに無事到着して、バスを待ちます。
ベンチに座っていると、三人のトルコ人のおばさま方に声をかけられます。
あんたたち、どこ行くの〜?
大体聞かれることはどこでも一緒です(笑)。
彼女たちと、もう一人の男性(おそらく一人の女性の旦那様)でエルジンジャンに帰省していて、これから彼女たちの住むアンカラへ帰るそうです。
ちょうどラマザンも終わり、トルコは数日間の祝日に入っていました。日本でいうお正月のような大きな行事です。
帰省している人もたくさん目にしました。
時間は19時になり、彼女たちのバスが出発するためお別れをして、私たちのバスが来るのを待ちます。
予定では19:15発でしたが、結局遅れて19:35に出発。
走り出して1時間ほどすると、バスが停車して警察官が車内に入ってきました。
何事かと思いましたが、乗客の身分証を確認するためのようでみんなIDカードを提示していました。
私たちもパスポートを見せると、他の乗客がされていたような登録だったり尋問などはなく、軽いチェックで終了しました。トルコ国内の移動で、警察官による確認は初めてでした。
バスは再び走り出し、トラブゾンに到着したのは夜23時過ぎ。
トラブゾン
予定では22時45分着でしたが、出発時刻が20分遅れていたので走行時間で言うと予定通りです。
雨は小雨。かろうじて傘をささずに済みそうなくらいです。
ホテルはここから歩いて3分ほどのところなので余裕です。
ここトラブゾンは黒海沿いの街。残念ながら雨の日が続きますが、少しでも垣間見ることができればと思います。