サイトアイコン 夫婦初旅記

移動|アルバニアからモンテネグロへ

私たちにとって初めてとなる車での国境越え。
アルバニアのシュコダルからモンテネグロのウルツィニという町へ移動です。

移動手段として考えていたのがバス。
ただ、シュコダルでバスの乗り方を調べるのが思いの外難航したのです。

まず、バスの出発場所は街の中心地にあるホテルロザファ前、という情報は得たのですが、、、ロザファ前に行ってもバスの時刻表などというものはありません。一応ホテルの受付の人に聞いてみましたが「Googleで調べてちょーだい」という返事。

近くにいるタクシー運転手に聞いてみると答えてくれる時刻はまちまち。この、何人にも聞かないと真実に辿り着けない感じ、ここはインドか!
中には今はコロナの影響で走っていないという回答もありました。

別に彼らは騙すつもりはなく、彼らが真実だと思うことを教えてくれていと思うんですが、もはや何が本当なのか分からなくなります(笑)。

そんな中、一人のタクシードライバー(タクシーの車ではない、一般車両)が声をかけてきます。
眉毛が特徴的な5〜60代あたりのとても優しそうなおじちゃん。

二人で20ユーロでウルツィニまで連れて行ってくれる、とのこと。

もちろんバスを利用するより割高ですが、思ったより高くない。

良い提案だったんですが、タクシーと書いていない車で果たして国境を越えられるのかどうか、100%信用出来なかったので一旦保留にします。

バスの時刻やらを調べるのと同時進行で、ツーリストインフォメーションが開くのを待っていました。
場所はホテルロザファのすぐ横。
でもスタッフは午後になっても現れることなく、ドアも閉まったまま。

近くにいる正規のタクシードライバーのおじちゃんにもウルツィニまでの料金を聞いてみると、55ユーロとかなり割高を提案してきます。

本当はバスで行きたいけどはっきりした出発時刻も分からないし、バスはバスでも12人乗りのバスという名のバン。これに乗れなかったらその日はいけないってこと?そもそもバスって走ってる?。。。色々不安が駆け巡ります。

その結果、眉毛のおじちゃんに頼みに行くことにしました。
しかし不安は残ったまま。正規のドライバーじゃなさそうだし、国境越えたことあるのかな。。。パスポート持ってるのかな。。。そもそも本当に連れて行ってくれるのかな、、、。色んな人のブログでは国境越えで苦労したエピソードも結構あり、調べれば調べるほど不安になります。なんだか負のスパイルにでも陥ったかのように不安が不安を呼びますが、でもバスに乗れなかったらそれはそれで厄介なので。。。

とまぁ不安要素はたくさんで、この日の晩も不安であまり寝付けなかったんですが、(いや、私はぐっすり寝ました。2時間おきに起きてたのは旦那さま。)次の日のモンテネグロへの移動は、びっくりするほどスムーズに行き、国境越えも所要時間なんとたったの2分50秒。拍子抜けも良いとこです(笑)。

税関。アルバニア側から。

荷物を検査されることもなく、モンテネグロ入国に必要な抗原検査の陰性証明書も紙の存在を確認しただけで特に用紙を見ることなく終わりました。

眉毛のおじちゃんもかなり慣れていて、警察官や税関スタッフとも知り合いのようで仲良さそうに話していました。(おじちゃんはパスポートではなくIDカードでOK)

昨日、本当におじちゃんで国境を越えられるか疑ってしまったのが本当に申し訳なかったです。

移動時間はトータル1時間。

田舎道から始まって、田舎道で終わりました。

車内から撮影。アルバニア

おじちゃんのおかげで無事ウルツィニに到着。

最後は握手でお別れ。おじちゃんには本当に感謝です。

アルバニアで騙すような人は誰ひとりとしていませんでした。もちろん世界中どこにでも悪事を働く人はいると思いますが、少なくとも私たちはそんな人たちには出くわしませんでした。

そういえば、コロナの影響でバスが走っていないというのは本当でした。
目的地によっては走っていたりするんですが、ウルツィニ行きは運休中。(それならそうと、ツーリストインフォメーションにでも貼り出しておいてほしいところですが、そんなことを願っても無意味なのが海外。さらっと流しましょう)。

ということで、モンテネグロ国内は南から北上していく予定です。


モンテネグロ情報⬇️

場所:北西をクロアチアのドゥブロヴニクとボスニア・ヘルツェゴビナ、北東をセルビアのサンジャク地方、南東をアルバニア、東部をコソボと接する。-by wikipedia-

人口:約62万人

面積:13,812㎢ (155位)

言語:モンテネグロ語

宗教:74%が正教会(キリスト教)、17%がイスラム教

首都:ポドゴリツァ(事実上の首都)

日本との時差:ー7〜8時間

通貨:ユーロ

国旗: 

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