海外で智歯周囲炎を治療した話

・海外旅での健康事情

※夫筆

旅出発前から、下の親知らず両側共に炎症を起こしやすい状況だったので、案の定トルコで智歯周囲炎を発症しました。
その後も定期的に発症し、自力治療でなんとかやり過ごしています。同じような状況になった方の為に実体験を記しておきます。

智歯周囲炎は過去に経験があった為、あの出血を伴う嫌〜な味をトルコで感じた時は、間違いなく歯茎が腫れるだろうなと確信していましたが、想像を超えて親知らずの周囲がパンパンに腫れました。
旅中も、かかりつけの歯科医院で叩き込まれた歯磨きを実践していたので、やはり慣れない海外生活や食生活によるストレスなどで口内環境が悪くなっていたのかもしれません。
当初は持参していたコンクールF(消毒うがい薬)の使用頻度を上げて乗り切ろうとしていたのですが、痛みがそこそこ強く、2〜3日経っても腫れが引く様子がなかったので、一度歯科で診てもらうことにしました。
グーグルレビューを読み漁り、伺ったのはこちらの歯医者。

たまたま空いていたようで、すぐに診てもらえることに。
口の中をチラチラっと診て、予想通り、うがい薬と抗生物質出すのでそれで様子みて、効かなければ、もっと強いの出すからもう一回診察しにきてねとのこと。
手書きで処方箋を書いてもらい、近くの薬局で薬を買います。その薬がこちら。

抗生物質
うがい薬

結果的にはどちらも使用し始めてから約3日後から痛みと腫れが引き始めて、1週間後には完治しました。
抗生物質は、調べたところ日本では半分の量で処方されるのが一般的だったので半分に割って飲んでました。あと、副作用でお腹がかなり緩くなりました。
また、この青いうがい薬は、痛み止めの成分も入っているようで患部に染み込むようにうがいをするとしばらくの間はかなり楽になります。
非常に良かったのでトルコでもう一個購入しました。抗生物質は処方箋が必要ですが、このうがい薬は薬局で普通に購入できます。
トルコでは数回このうがい薬で、軽い出血や痛みは抑え込みました。

その後、セルビアでまたしっかり腫れる智歯周囲炎に見舞われました。この時は、歯医者にかかる前にできるだけのことを自力でやってみようと色々とググって調べた結果、持参していたコンクールFの原液を一滴タフトブラシに落として患部を磨くといった荒技を見つけた為、実践。加えて、トルコでのうがい薬はもう使い切っていた為、セルビアの薬局でうがい薬を購入。トルコ同様の智歯周囲炎のような症状ドンピシャの薬ではなさそうですが、消毒成分はしっかり入っているようでした。箱の絵的には喉の炎症にも効きそうですね。

セルビアで購入したうがい薬

結果的には、抗生物質は必要とせず、腫れと痛みを引かせることができました。
この時は痛みや腫れが始まって、3日目が大体ピーク、5日目ぐらいまで続いて、その後少しずつ引いていく流れでした。

その後も定期的に親知らず周辺からの出血や腫れが起きましたが、薬局で同様のうがい薬を買い、食後と就寝前に使用、歯磨き時はコンクールFの患部磨きを実践して大事には至っていません。
海外の薬局では翻訳アプリを使って、「歯茎の腫れ、うがい薬」とか「口内消毒、歯茎出血」などの、文章ではなく単語を並べて見せると大体希望している成分のうがい薬は買えました。
文章にするとあまりメジャーではない国の言語はうまく訳してくれないので単語がオススメです。
あと、虫歯予防用とか、モンダミンのような口臭予防と間違えられることもあるので、購入前に箱を見せてもらって画像翻訳でざっくり内容を把握しておくと間違ったものを買わずに済むので良いです。

正直、智歯周囲炎を自力で誤魔化して乗り切るのは、色々調べていても非常に良くない行為なので、あまりオススメはできないのですが、海外での歯科治療は非常に高額になることが多いので、緊急対応として誰かの参考になればと思っています。

また海外の薬局で買える薬には、日本では認可されていないような強い薬や、副作用のある薬も多いので、よく調べた方が良いです。箱や説明書を画像翻訳する場合は、現地の言語から日本語ではなく英語に翻訳し、英語でググる方が間違いが少なく、必要な情報が得れることが多いです。

また、今回旅に持参したコンクールFのうがい薬はとても便利なので、長い旅に出る予定の方にはオススメです。通常はコップに注いだ少量の水に数滴垂らして薄めて使用するので、コンパクトなのにひとつで半年程度は使えます。

色々とつらつら書きましたが、まずはそもそもの原因になっている親知らずを抜くのが1番の治療なので、近々日本で処置をする予定です。海外で歯や口内のトラブルが起こると、精神的にも金銭的にも辛いので、歯のケアは大切ですね。ではでは。

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