去年の11月に、ムンバイのホテルで出会った男性と彼の家族に会いにいきました。
と言うのも、彼の14歳の次女が日本語を勉強中で、私たちがバンガロールに来た際には是非会ってほしいと言われていました。
待ち合わせ時間の13時5分前には、もうすでにみんなレストランにいて、日本人の私たちより日本人タイムでした。
この日はちょうど大学生の長女も長期休みでムンバイから帰省中で、お母さんも含めて家族4人で歓迎してくれました。
連れて行ってくれたのは、南インド料理がいただける地元民から愛される老舗。
New Modern Hotel
名前にホテルが付いていますが、1階はレストラン。上の階にホテルがあるようです。
ちなみにインドには、なんちゃらホテルという名前のレストランが結構あります。そこはあくまでレストランであってホテルではないので滞在は出来ません。ややこしいですが、これがインドです。
彼女たちとあいさつを済ませ、まずは注文をしたいところでしたが、お互い聞きたいことや話したいことが色々あり、なかなか注文へ辿り着けません。
お父さんがおもむろに、ご飯を提案してくれます。
こんなのがあるよ〜。これはどう?
私たちの要望はただ一つ、「辛くない」。
というわけで、私たちがいただいたのはミニミールス。
違うお店でもいただきましたが、やっぱりカレーは店舗によって味は違います。彼ら的には辛さを抑えたそうですが、私たちにしたらまだまだ辛いです。でも美味しくてご飯との相性が合い、辛いけど手が進みます。(箸じゃなく実際に手で食べてるので)
こちらは米粉と豆粉を使った蒸しパンのようなイドゥリー。
以前、電車の中で食べたことがありますが、やっぱり作り立ては美味しい。
あと、日本のお好み焼きのようなウッタパム。
玉ねぎなどの野菜が入っていて美味しいんですが、お好み焼きと聞けばソースで食べたい。。。
写真を撮り忘れましたが、このお店で有名なフィルターコーヒーをいただきました。
インドではなかなかコーヒーを見つけることが難しいんですが、この地域ではコーヒー(しかもインスタントコーヒーなんかではなくフィルターコーヒー)が好まれています。
日本語を勉強中のアロヒちゃんは、思っていたより日本語が上手でびっくり。特に発音がキレイです。昔から日本のアニメやジブリの映画が好きで、文化にも興味があり、ちょうどコロナの3年ほど前から日本語を勉強し始めたそうです。なぜか仕草も控えめな感じで、日本の女子中学生かと思うほど。
先月12月に日本語検定2級を受けたところで、今月中に結果が出るようです。試験会場ではアロヒちゃんが最年少だったそうで、後はほぼ大人たち。
是非受かっていて欲しいなぁと思います。
まだ将来の夢はないそうですが、日本で留学なり仕事なりでいつかは日本に来たいと言っていたアロヒちゃん。有望な人材間違いなしです。
ちなみにお姉ちゃんはホテルのシェフになるために3年制の大学に通っています。2年目になる今年は、日本や中国、マレーシアの料理を習うそうです。どんな日本食を習うのか気になるところ。
ムンバイの大学に行かせられるなんて、インドではなかなかの富裕層な彼ら。
お父さんは、ここから130kmほど離れたところでカイコを育てていて、絹を作りそれを工場などに売っているそうです。
カイコの養殖と言えば日本や中国の技術がすごいそうで、お父さんの養殖場でも日本の技術を応用しているんだそう。
家族みんなで日本との関わりがあるみたいです。
もっと話をしたかったですが、そろそろお店も閉まるということでお開き。。。
お父さんは、明日からまたカイコの養殖場で籠り、長女は明日の夜の電車でムンバイに戻るそう。
そんな貴重な時間なのに、私たちと一緒に過ごしてくれてとても素敵な時間を過ごす事ができました。