世界遺産の一つでもあるアドリア海の真珠こと、ドゥブロヴニクの旧市街を一目見ようということで、やって参りました。
まずはこの旧市街の美しさを見渡せる展望台へ行くため、ハイキングコースを通って登りました。
なんだか険しそうです。。。
この大きい石で、何度も足を挫きそうになります。
森林で覆われたところを抜けるとこんな景色が広がります。
この景色に出会えてしまえば、あとは足を取られようが何をされようが構いません。
心は躍ります。
見渡す限りアドリア海の青と空の青が広がり、そして登っていくにつれてだんだんドゥブロヴニクの旧市街が見えてきます。
奥に広がる島々が、なんとなくしまなみ海道を思い出させます。(行ったことないけど(笑))
ようやく旧市街がはっきり見えるほど上がってきました。左に見えるのはロクルム島です。
一見、無人島のようにも見えますが、レストランや植物園などがあり観光客を迎えられる島になっています。
中でも島の南東にはヌーディストビーチもあるそうです。
ロープウェイもありますが、私たちには時間はたっぷりあるので片道約1,400円払って数分で終わるロープウェイは使わず1時間かけて登りました。(ちなみに今はロープウェイは運休中でした)
頂上まで登るとレストラン(現在閉店中)などもあり、景色をふんだんに味わえます。(もちろん、ただでさえ物価が高いドゥブロヴニク。ここは更に高く手は出せませんが(笑))。
これは、昔々ナポレオンが贈った十字架のレプリカ。
1991年から1995年まで続いたクロアチア紛争時に一度破壊されてしまったため、復元して今はレプリカとなっているようです。
頂上から見た旧市街。
(ここからだとロープウェイのロープが写真に入り込むので、個人的にはハイキングコースの途中で撮った写真が好きです)
頂上にはあまり滞在せず、ハイキングコースを少し下ったところで買っておいたパンでお腹を満たすことにしました。やっぱり素敵な景色を見ながらの食事って、何倍にも美味しくなるんだなぁと実感。
下りは、登りよりも更に滑りがちで最後の方は足がプルプルし出していましたが、なんとかかんとか無事帰ってこれました。
旧市街から少し上がったところにもこんな景色を収めることができるビューポイントがあります。
距離は旧市街からそこまでないんですが、急な階段のオンパレードなので、体力はかなり消耗します。。。
ドゥブロヴニクに到着した初日に旧市街へ足を運びました。
旧市街は周囲を厚さ5メートルの壁で覆われていて、その長さは1,9キロ。
今存在しているのは12世紀から17世紀にかけて作られたものだそうです。
旧市街の中に入ると、別世界に来たような感覚になります。
スポンザ宮殿は、ゴシックとルネッサンス建築が融合されていて、ここドゥブロヴニクでもシンボル的な建物の一つ。
・ゴシック建築が気になる方はこちら
つまり、高さを強調するがためにトゲトゲした尖頭が特徴的
・ルネッサンス建築が気になる方はこちら
つまり、シンプルな造りで水平線や半円を取り入れた建物が特徴的
聖イグナチオ教会という教会は旧市街内で最も大きな教会。
一番目を奪われるのは正面の絵画です。
1667年に起きた地震で市内の4分の3以上もの建物が破壊されたそうですが、当時の人々の努力の甲斐あって、今では美しい街並みを見ることができることに感謝です。
まさしくここは、この世の天国でした。