デーヴァナーガリー文字を読めるようになろう!①〜母音編〜

デーヴァナーガリー文字/Devanāgarī Alphabet

देवनागरी

↑こんな文字、見たことありませんか?

読もうとしてもなんの手がかりもない文字。。。

水平に一直線の棒が引かれているのが特徴的ですが、これはヒンディー語ネパール語、ムンバイでの公用語であるマラーティー語などで使用されている文字、つまり「デーヴァナーガリー文字」です。

前回のウズベキスタン旅行同様、今回もインド旅行を機に、せめて文字だけでも読めるようにと独学頑張り中です!

インド旅行の計画を立てていらっしゃる方、またシンプルに興味がある方に、このページが最初のとっかかりとして少しでも役立つと幸いです。(最初のとっかかりなだけで、細かい説明や専門的なことは抜粋しています。あしからず。。。)

それでは早速みていきましょう!
まずデーヴァナーガリー文字を学ぶには、発音の種類を以下に分類します。

母音ぼいん(Vowels)

子音しいん(Consonants)
喉音こうおん(Gutturals)
口蓋音こうがいおん(Palatals)
反転音はんてんおん(Retroflex)
歯音しおん(Dental)
唇音しんおん(Labial)

あと、ドット「・」が付いた文字が7つと、その他の文字が8つあります。

なんだか、多そうですよね。。。難しそうですよね。。。

この時点で、デーヴァナーガリー文字初心者は1つ目のパンチを喰らいます。覚悟して下さい。
でも1つ1つ見ていけば大丈夫。(と自分に言い聞かせて!)

このページでは、母音を学びます。

【母音(Vowels)】



アー


イー


ウー


リー


エー

アィ

オー

アゥ
 

母音の種類は13個↑多い!(ちなみに日本語はアイウエオの5つ)
同じ音でも、その音を伸ばすか伸ばさないかで、別の文字になります。

それでは少し細かく見ていきましょう。

अ(ア)とआ(アー)

同じ母音ですが、短く発音するのは(ア)で、伸ばすのは(アー)
右側にTが1つあるのが(ア)で、Tが2つだと(アー)。

似ているけど、違うんです。

इ(イ)とई(イー)

伸ばすマークが右側にTという訳ではありません!イーの場合は、水平線の上に右向きのフックを書きます。(母音が違えば伸ばすマークは変わります)
そして、イ()の形には、Sの右下に”締めくくり”が必要です。(この後にも出てきますが、最後の締めくくりの1線がないと、別の音(ダ)になってしまうので要注意)

उ(ウ)とऊ(ウー)

数字の3に似ています。
長母音の「ウー」にするには、右側にしれーっと伸ばすマークのフックを付けます。

ऋ(リ) とॠ(リー)

この音はもはや母音ではないですよね。母音扱いだけど、母音じゃないっていうややこしすぎる立ち位置。(もともとサンスクリット語で使用されていた文字で、この文字を見るのもサンスクリット語からの借用語のみだそうです。)

ऌ(リ)

カタカナで書くと前述のの音と同じように思いますが、は”舌を上の前歯の後ろに置いて発音します。(英語のLに似ています)
ただ、この文字は相当レアで、インド人でもを使った単語は1つしか思いつかないそうです!
実は、ॡ(リー)という文字もあるそうですが、もはや使われることはほぼ無いそうで、インドではこの文字は教えないようです。ただ、母音には長母音と短母音があるため、書くとするとॡという形になるようです。

ए(エー)とऐ(アイ)

さっきまでと違います。(伸ばすマークが付いていない)を、(エー)と伸ばして読みます。
そして、(伸ばしマークが付いている)
は、(アイ)と読みます。

全部単純に伸ばすだけと思ったら大間違いなんです。

これは、もう流して覚えましょう。先は長いです。
ちなみにऐ(アイ)読み方は、(ア•イ)と分けて発音せず、(アィ〜)とくっつけてスムーズに発音します。そう、ちょうど志村けんの「アイーン」のように。

ओ(オー)とऔ(アゥ)

最後の母音です。
また、ただ単に伸ばして(オー)と読まないパターンです。

は(オ)ではなく、(オー)と読んで、水平線の上の棒が2本になったは(アゥ)と読みます。

はい、ここで復習です!

はなんと読むんでしたでしょうか?

(アー)です。

じゃあ、は?

(オー)!

それでは、は??

(アゥ)!

激似ー!!!

今は1文字ずつみているからまだ余裕がありますが、これが単語や文章に散りばめられているんです。

やばいです。デーヴァナーガリー文字は、ゆっくりこまめに復習しながら進めていくのが大事になると思います。

最後にもう一度、母音の13文字をまとめた表です。


 
アー


イー


ウー


リー


エー

アィ

オー

アゥ
 

母音単体の形、覚えられましたか?(単体って何!?と思われた方、勘が鋭い。そう、母音の前に子音を置く場合、この母音たちは形を変えます。後ほど「母音記号」にてご説明します)

次は子音編です!↓
デーヴァナーガリー文字を読めるようになろう!2

とにかく【母音(Vowels)】と【子音(Consonants)】は覚えるまで何回もみて、そして書いて練習してみて下さい。
オススメのアプリは”Hindi Letters

これがアプリのトップ画面。一番上が母音(Vowels)。

オススメの動画はKrsna Kirtana Songs (母音はLesson1から3まで)
英語での動画ですが、デーヴァナーガリー文字の書き方や発音を一つ一つ丁寧に教えてもらえます。

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