スウェーデンから”帰国後”、軽くコペンハーゲン市内を観光することにしました。
とは言え、向かった先はただ一つ、人魚姫の銅像。
「世界3大がっかり名所」の一つと言われていますが、寒い中にもかかわらずたくさんの観光客に囲まれていました。
旦那は、この横にある軍艦の方に興奮していた様子。
数分滞在した後、次の目的地へと向かいます。
デンマークに来る前に、Twitterで知ったフェッレスピースニンへ参加するため。
日本語だと「市民食堂」のようなものだそうですが、これは元々「孤独対策」をするために作られたコミュニティ。ただ食べるためだけじゃなく、知らない人と出会う機会を求めに人々はやってきます。
ホームページでは既にチケットは売り切れでしたが、当日の17時からお店に直接並ぶと、空きがあり次第入れるということだったので、運に任せて行ってみることにしました。
すると、運よく2席空いているとのこと。
席に案内されたのち、カウンターで代金を払います。
大人1人50クローネ。約1,000円というデンマークとは思えない安さ。
普段の生活だと絶対に出会うことのできない人たちと交流することができるこのフェッレスピースニン。
デンマークのコペンハーゲンに来ることがある方へはぜひおすすめしたいイベントです。
金曜と土曜だけ、料金が100クローネ(約2,000円)になりますが、それ以外の日曜から金曜は50クローネ。
日替わりメニューで、本日はスパニッシュオムレツのようなエゲケー。
食べたかったデンマーク料理の一つ。香ばしく焼かれたチーズがさらに美味しい味を作り出してくれます。
同じテーブルになったマレーシア人の女性や、デンマーク人の男性など、いろんな人と知り合うことができました。
特に、隣の席になったマレーシア人の女性は、現在はイギリス在住で色んな話をしてくれました。幼少期は裕福な家庭に育つものの、色々あり過酷だったそう。とっても興味深い人生を送っていて、話を聞いていたら気づけば夜10時を回っていました。本当は8時くらいに帰る予定だったんですが、あっという間の時間でした。
夕食の後にはちょっとしたイベントもあり、その時の気分で参加することも可能。私たちが参加した日は卓球が開催されていました。
デンマークは、幸福度ランキングでも2位。
高額な税金を引かれる代わりに、無料の医療に、大学まで無料の教育。福祉も充実しているので、幸せに満ちた国だと思っていましたが、そうばかりではないようです。薬物中毒者など深刻な問題を抱えた人から、過酷な仕事で病んでしまった人、また寒い国だからが故に、冬に孤独を感じる一人暮らしの人がいることも近年注目されつつあるそうです。
デンマークに来るまでは想像すらしなかった事実。問題を抱えた人たちの世話をするソーシャルワーカーのモハメッドという男性に出会い、色々学ぶことができました。
こういった問題から目を背けずに、しっかりと対処しようとするデンマークは素晴らしいなと思わされます。