イランの休日はピクニック

・イラン/Iran

イランの休日、それは金曜日。ペルシャ語で金曜日は「集合」を表すジュマと言われているだけあって、イラン人は家族や友達と集まります。

知り合った友達の友達が、この金曜日にピクニックでランチを振る舞うからぜひ日本人の私たちにも来てほしいと招待されたので、参加することに。

場所はシーラーズ市内から車で1時間近く行ったところの公園。

到着すると、もうすでに多くの人たちが場所を取りピクニックをしていました。

ピクニックは、暑い日でも雨の日でも快適に過ごせるよう立派な屋根が付いています。

隅っこに焦げの跡があるのが気になりますが(笑)、とりあえず場所ゲット。

車は道路沿いに駐車。駐車場代も使用料も無料です。

日本だと、無料で使えるなんて相当田舎に行かないと無理な気がします。。。

オフレコですが、イスラム国のイランはお酒はどこに行っても基本的に買うことは出来ませんが、実はみんなワインや度数の高いスピリッツを手作りしています。

「売っていないのなら、自ら生み出す」というのはたくましさを感じます(笑)。

私たちは今回は飲んでいませんが、この公園でお酒を飲んでいそうな人たちは何人か見かけました。手作りのため容器にラベルが付いていないので、お酒かどうかは正直分かりませんが、皆んなとっても陽気そうでした。

さて、今日のピクニックの主催者たちが遅刻です(笑)。

ランチを作ってくれる子たちがどうやら寝坊をしたそうで、4時間ほど待ってようやく彼らが到着(笑)。

ピクニックのランチと聞いていたので、てっきりサンドイッチやハンバーガーなんかを想像していましたが、

めっちゃ本格的でした(笑)。しかも鍋に入ったままという、日本でも真似したくなるような斬新さ。

チキンが入ったカレーのようなルー。これをご飯にかけます。

味は、びっくりするほどのプロの味。スパイスが効いて、レストランで食べる味以上のクオリティでした。

しかも、これを作ってくれたのは若干20歳前後のアラブ系イラン人。

アラビア語はあまり話せないと言いますが、それでも少し喋ってくれたアラビア語はかっこよく、喉から出す独特の音は自分には絶対出すことのできない音でとてもステキでした。

彼らの親戚はアラビア語圏のドバイに住んでいるそうで、彼らはお金持ちだと言います。
同じ仕事でも、イランとドバイだともらえるお給料もかなり違いそうです。

さて、明日はイラン出国日。準備もあるので、そろそろ帰ることにします。
予定より2〜3時間ほど遅くなりましたが、とっても貴重な時間を過ごせたので彼らに感謝です。

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