今から十数年前、アメリカに住んでたんです。約1年。
その後も行ったり来たりを繰り返したので、トータル2年近く。
約1年で見事に10kg太ったことは一つのネタですが、今思えば異文化の中で暮らすということは色んな発見や驚きがありました。思い出に浸るがてら、私が滞在中に驚いたこと10個を挙げてみたいと思います。
①Lサイズのポップコーンはお代わりし放題!?
これは映画館での話。Sサイズ、Mサイズももちろんありますが、Lサイズを頼むとお代わりが無限にできます。映画を観終わって帰る時にはよく持ち帰りをしていました(太)。
ちなみに、ファストフード店でもドリンクのLサイズを頼むとお代わりし放題!
そう、1年で10kg太った理由の1つが早速登場です。
②ドライブスルーのATM!
今の日本にあるか知識不足ですが、アメリカの特に田舎の方にはよくあります。一見、ファストフードのドライブスルー。でもそこでお金を預け入れたり、引き出したりできます。
一番驚いたのは小銭の預け入れ方法。筒状のプラスチックカプセルに小銭を入れ、それをオフィスと繋がっているポールの中に入れます。すると、小銭が入ったカプセルが上に吸い上げられ、そのまま建物へと入っていきます。(もし気になる方はYoutubeなので、“Drive through banking”で調べてみて下さい)
昔の「東京フレンドパーク」でそんなアクティビティがあった気もしますが、うろ覚えです。
車に乗ったままATMを利用できるなんて、なんて便利!?と同時に、もっと動けと思ってしまいます。
③バスの運転手が勤務中にガソリンスタンドに立ち寄り、コーヒー!?
補足説明するまでもないです。そのまま。バスの運転手が勤務中にガソリンスタンドに立ち寄りコーヒーを買いに行ったんです。あとから思えば時間調整かなとも思いましたが、、、大学の先生にこの出来事を伝えると、「まぁあり得ることね。」という反応。そもそも、日本のようにバスや電車などの交通機関ではアナウンスがほぼありません。慣れてしまえばこの方が断然良いですが、イレギュラーな動きをする時には報告してもらいたいものです。
④店員の態度。。。
空港の売店でスナックを買おうとした時、店員が明らかにプライベートな電話をしながら対応するのです。日本だとクレームをつけられてもおかしくないレベル。
⑤週末はマ○フ⚪︎ナ。〜喫煙パターン〜
私は大学の寮に住んでいましたが、週末になるとドラッグを使用する寮生がいます。そのため、特に週末、寮にはよく警察が見回りにきていました。おかげで、マ○フ⚪︎ナのニオイが分かるようになりました(笑)。
⑥週末はマ○フ⚪︎ナ。〜栽培パターン〜
そう、吸うだけでなく育てていた寮生もいたのです!これはさすがに寮でも噂になるほどでしたが、おそるべしアメリカ。ちなみにみんながみんな吸っているわけではないのであしからず。
とはいえ、一見真面目そうな子でも吸っていたりはします。。。
⑦車は汚い。
日本だと自分の車のことを愛車と呼んだりするように、大事にする人が多いかと思います。定期的に洗車をしたり、飾りをつけたり、ニックネームをつけていたり(これは私だけか。)
しかしアメリカで見る車は、かなりの埃や砂で覆われていたり、ヒビが入っている窓にガムテープを貼っていたり。。。愛車と呼ぶには程遠い見た目です。友達の車の車内ライトは壊れていて、10cm程のコードが中から垂れているのを見た時には、若干のホームシックを味わったものです。
アメリカでも車検はあるとの事ですが、日本のと比べ、緩いようです。(州によっても厳しさの差はあるようです)
ただ、世界的に見れば日本の車の綺麗さが異常なほどだと個人的に思います。
⑧レジ精算前に食べます。
アメリカに限ったことではないと思いますが、スーパーで買い物をしている際、まだレジで清算されていないにもかかわらずカートに入れた食べ物をいきなり食べ出します。もちろんみんながするわけではないですが、チラホラ見かけました。影でこそこそパクッってもんじゃなく、堂々と。
でも考えてみれば、レストランでも精算する前に食べますよね。じゃあスーパーでもいいのか。。。意外に色々考えさせられます。
⑨クシャミをしたら”Bless you!”
アメリカ人は、基本的にフレンドリーな国民だと感じます。町を歩いていてすれ違う時にも、”Hi.”や”Hello.”と挨拶をし合ったり、レジでも店員と客がちょっとした会話で盛り上がっていたり。。。(日本でも特に田舎の方にいけばそんな光景を見れるのかもしれませんね。)
これは、イギリスやオーストラリアでも感じたことですが、知らない人とも躊躇わずに会話ができるのは素敵だなと思います。
ある日バスに乗っていてクシャミをした時、横のおばさんに”Bless you!”と言われました。
主にキリスト教では、クシャミをすると悪魔に取り憑かれたという考えが古くからあるので、おまじないのような感じで「神のご加護がありますように」という”Bless you.”と周りの人が言ってあげます。アメリカで”Bless you.”というのが慣れてからは、日本で誰かがクシャミをしても何も言わないことに最初は違和感を持ちました。慣れってすごいです。
⑩ラジカセ担いで曲聴きます。
これを見た時はちょっと衝撃でした。アメリカ人ヒップホッパーがラジカセ担いで曲流しながら歩くなんて、もはやネタレベルですが、実際いました。いまだにあれは夢かな、なんて思ったりします。
さて、10個に絞りましたが、思い返せばアメリカでの日々にはいろんな驚きや感動がありました。
日本では味わえない体験ができるのはもちろん、海外に行くことで日本のことも改めて知ることができます。彼らにとってみれば日常的なことが、私にしてみれば不思議なこと。
また、外国の人が持つ日本のイメージを知ることができます。彼らの日本のイメージを通して、今まで私には見えなかった日本がまた発見できるのです。
10kg太った甲斐があったなぁと思います。