ドバイは、主にアジアの様々な国籍の人に出会える。
よく通ったレストランの優しいインド人青年。
駅のプラットホームで陽気に声をかけてくれたスーダン人。
ドバイの移動手段の一つ、アブラという水上船に乗った時に船代を奢ってくれたパキスタンの青年。
シャールジャへのバスに関して色々教えてくれた陽気なモロッコ人スタッフ。
ホテルの謙虚なネパール人スタッフ。
美味しいアラビアコーヒーを出してくれたスパイスショップのイランの店員さん。
4日目からの宿、airbnb(エアビーアンドビー)で貸してくれるオーナーはとっても早口なフィリピン人男性。
そして服屋の店主は、私たちが初めて出会ったアフガニスタン人。テレビだけ見ていると、アフガニスタンと聞くと怖いイメージを持つ人も少なくないかも知れません。 彼は20代でお店を持ち、近くに2〜3店舗も構えるやり手。商売に関してはゴリにゴリを押してくる感じでしたが、とてつもなく根が陽気。日本人とも笑いの感覚が似てるなぁと感じました。
彼の家族はアフガニスタンの首都カブールにいて、彼は6ヶ月休みなく朝から晩まで働いて、貯めたお金で家族に会いに行く。一度帰ると、3ヶ月を家族と一緒に過ごす、そんな生活を送っているそうです。その間、もちろん一切仕事はしません。毎日がホリデー。私たちにしてみれば、とても珍しい過ごし方ですが、実はドバイでは結構あるあるのようです。
タリバン政権になって、アフガニスタンは平和になったと彼は言います。「メディアは本当の事を言わない。」「君たちもアフガニスタンに来たら、イメージが変わるよ!」「アメリカ政府は嫌いだが、アメリカ人はいい人が多い。出会うアメリカ人観光客も好きだ」と付け加えました。それを聞けて安心。
ほんとはもっと色々聞きたかったけど、時間も時間だったのでこの辺りに。店の棚に置いてあったピンクの岩塩を、チョコレートだと言って味見をさせようとしたジョークは謎でしたが、彼との出会いで更にアフガニスタンに行きたくなりました。
ドバイ滞在期間4日にして、8カ国の人と簡単に出会えます。まさにアジアのサラダポット。
ちなみにネットによると、ドバイに住む半数以上がインド人だそうで、現地人はたった17%しかいないそうです。
アラビア語の挨拶などを軽く勉強していましたが、あまり使う機会がないのも納得です。
もしドバイに来る機会がある方は、アラビア語の挨拶と合わせて、ヒンディーの「ナマステ〜(hello)」や「アッチャ〜(good)」を覚えておくといいかも知れません。