皆様は、ラオスという国はご存知ですか?
日本ではまだまだ有名ではないかもしれませんが、欧米の人たち、特にバックパッカーにとって、大人気の国なんです。そんなラオスへ、2012年に行って参りました。
私が経験したラオスをご紹介したいと思います。
◉まずはラオスの簡単な情報
場所:北は中国、東はベトナム、南はカンボジア、南西はタイ、北西はミャンマーと国境を接する。
人口:約700万人
面積:236,800㎢ (79位)
言語:ラーオ語
宗教:ほぼ仏教
首都:ヴィエンチャン
日本との時差:ー2時間
通貨:キープ
国旗:
〜首都ヴィエンチャン編〜
首都のヴィエンチャン(名前がカワイイ)は、世界で一番静かな首都と言われているそうで、昔の日本の田舎なイメージ。
休暇をのんびり過ごしたい、安く過ごしたい、と言う方は必見です!
まず降り立ったのは、首都のヴィエンチャン。
ワットタイ国際空港から市内へは、タクシーで800円前後。ぼったくられる心配のない前払い制が基本なので、安心です。
市内の様子。
こちらはタートダム(黒塔)。↓
この黒塔は、道を歩いていたら突然現れます。
元々、金の塔だったそうですが、金は盗まれて今はこんな色になって、更には草やらが生えてくる始末。
この日は雨が降っていたので、とある売店で傘を買いました。
黒のしっかりした折り畳み傘で、値段は500円。日本の価値観で考えるとお安いですが、ラオスのルアンパバーンで泊まった宿泊費とさほど変わりません。
一泊の値段とあまり変わらない折り畳み傘。価格帯が不安定です。
こちらは、ヴィエンチャンにある数少ない見所のアヌサーワリー・パトゥーサイ。
フランス、パリの凱旋門みたいです!
内戦の終結を記念して建設されたそうですが、なんと資金不足で未だに未完成!
人が少ないので、写真を撮る時は時間をかけて納得のいく写真を撮れるはずですよ!
〜ヴァンヴィエン編〜
ちょうど首都ヴィエンチャンと世界遺産の街、ルアンパバーンの間に位置する、ヴァンヴィエン↓
(バンビエンという表記も見かけます)
ここはヴァンヴィエン市内↓
市というか、街というか、町。
この通りで、30分500円の脚マッサージを受けました。
超絶気持ちよくて、自分のイビキで目が覚めたことを覚えています。(恥)
30分500円というと、日本の感覚で考えればかなり安い値段ですが、私たちがヴァンヴィエンで泊まった宿の値段は、2人で800円!
やっぱり価格帯が不安定です。
夜になると、レストランやバーはバックパッカーなど旅行者で賑わいます。
私たちも夜ご飯を食べようと、とあるお店に入りました。
いかにも定食屋でも営んでいそうな「ザ・おばちゃん」が出てきて、私たちを席につかせてメニューを持ってきてくれます。
この地域は外国人旅行者が多いせいか、ある程度の英語を話せます。
「決まったら教えてね」、というよくあるセリフの後に、
「スペシャルメニューが欲しかったら教えてね。マッシュルームあるよ。」
と言うんです。
経験値が浅い私たちですが、そのキーワードは聞いたことがあり、そしてそれは「ハッピーになれる魔法の薬」であろうと推測できたのです。
「だからヴァンヴィエンには欧米のバックパッカーが多いのか。」
(もちろん、バックパッカーのみんながそれ目的ではないはずですが、、、)
おばさんの一言を聞いて、ふとそんな考えが浮かびました。
物価は安いし、ご飯も美味しい。Tubing(チュービング)という、でっかい浮き輪につかまり川を下るアクティビティも人気なこの町に、そんな”薬”があるんなら、長期滞在しようと考える人も少なくないはず。
もちろん私たちはマッシュルームには手はつけませんでしたが、興味本位でメニューだけ見せてもらうことにしました。
すると、ピザなどの食べ物に「マッシュルーム」が入っていると言う感じ。
このマッシュルームは「マジックマッシュルーム」という名前で知られていて、調べてみると実は日本では2002年に違法になっています。
なので、それ以前は合法だったということになります。
合法というか、「マジックマッシュルームの特徴」がまだ知られていなかっただけだと思いますが。
舗装されているような比較的大きな通りから一本それると、舗装はされておらず砂利道です。
ホテルやお店はなく、現地の人たちの家が並んでいます。子供達が遊んでいたり、とても平和な雰囲気でした。
〜ルアンパバーン編〜
ルアンパバーンは、名前を聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。
ラオスの北部に位置し、町全体が世界遺産に登録されている歴史的な古都です。
こちらは、ヴァンヴィエンからルアンパバーンへ行く途中に立ち寄った休憩所で出会った牛。
ヴァンヴィエンからルアンパバーンへは、バスを利用しました。
山道をひたすら進みますが、対向車とスレッスレなもんだから、事故らないか、転げ落ちないかヒヤヒヤものでした。
ただ、景色は素晴らしいです。
前述の通り、街全体が世界遺産に登録されているルアンパバーンでは、早朝の托鉢の光景を目にすることができます。
彼らは、ラオスの田舎町から僧侶になるためにやって来ます。年齢は15歳くらいからだそうで、家が貧しいという理由や、両親がいないなどの理由で僧侶になる子が多いそうです。
毎朝、朝ごはんを恵んでもらうため町中を回り、手持ちの入れ物に食べ物を入れます。
実際、その光景を目にしましたが、食べ物を恵む人は、手で直で掴んだ白飯をそのまま入れ物に入れるのです。量はだいたいおにぎり半個分。
入れ物の中は、アルミの様な材質なので染み込む心配はなさそうですが、たくさんの人から恵んでもらうご飯が、入れ物の中で混ざります。潔癖の人はまず無理ですね。いや、多くの人が相当な気合がないと難しそう。
まぁ、彼らは修行中の身なのでそんな心配はなさそうですが。
この写真は社会の授業でも習った、メコン川です。
メコン川と聞くと、タイやベトナムを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ラオスにもしっかり流れています。
このメコン川で、カヌーの練習を見ました。絶対に落ちたくない川の色。
こちらは、町の風景。
中心地からは少しズレていますが、栄え具合は全体的にこんな感じ。緑が多いですね。自然と共存しています。自然の中に人間が住ませてもらっている、そんな様子。
ルアンパバーンでの最後の写真はこちら↓
ルアンパバーンで食べた超絶美味しかったお粥です!!
人生で1・2を争うくらい美味しかったなぁ。(私、ちょっと盛りグセがあります)
ルアンパバーンは、観光名所はたくさんあるわけではないですが、こじんまりとした可愛い町。自転車の貸し出しもしていて、楽しく市内を回れました。ナイトマーケットもあり、夜まで飽きることなく過ごせます。
泊まったホテルも、一泊500円で格安。現地に着いてから宿探しをするのですが、宿代の交渉をしなければもう少し高いです。
〜ブッダパーク編〜
ラオスの首都、ビエンチャンの郊外にある、ブッダパーク。
つまり仏像のパークですが、なかなかすごい存在感です。
ビエンチャン市内からは、車だと1時間ほどで着きます。
私たちを含めて、4〜5組ほどしか乗っていませんでした。
その道中、道が舗装されていないところが多く、何度も何度も車の天井に頭が当たりそうになりました。
体感時間は2時間です。
そんなこんなでようやく到着。
それではパーク内の一部をご紹介!
まずはこちら。
早速パンチの効いたブッダ。
頭の上には骸骨のようなものが乗っかっています。
差し伸べている手のひらの上にも、なんか乗っかっています。
続いてはこちら。
こちらは、色が落ちちゃって少し怖いですが、表情は穏やかです。
周りには人魚のような人?が、ポーズを取っています。
建てたい物を建てたい方向に向けて建てる。
それが彼らのやり方です。
ブッダパーク。どうですか?
気になった方は、ラオスに行かれた際はぜひお立ち寄り下さい。