前回は「これは○○です」と言う文章を学習しました。
前回のレッスン→「トルコ語|”です”が8種類!?①〜指示代名詞(これ)が主語編〜」
今回は主語を変えて「私は○○です」「あなたは○○です」と言う文章を学習したいと思います。
(○○には名詞が入ります)
前回同様、名詞の最後の母音が何なのかがカギとなります。
代名詞
その前に、英語にもある”I,you,he,she“と言った代名詞をまず覚えてしまいましょう。数は6個。
私 | ben | 私たち | biz |
あなた | sen | あなた達/あなた(丁寧) | siz |
彼/彼女/それ | o | 彼ら/彼女ら/それら | onlar |
表の左が単数、右が複数です。三人称単数の[彼/彼女/それ]は、全て”o“で表せます。性別は関係ないんですね。
そう言えばトルコ語は、名詞にも女性名詞・男性名詞などはありません。
sizは「あなた達」という複数も表しますが、目の前にいる相手が目上の場合や丁寧なニュアンスを出す場合もsizを使います。
ちなみに、一人称は”b“の文字から、二人称は”s“、三人称は”o“から始まっています。ちょっと覚えやすいですね?
代名詞別「です」
それでは、その代名詞別、そして4つの母音グループ別で「です」を分けて見てみましょう♪
a・ı | e・i | o・u | ö・ü | |
ben | (y)ım | (y)im | (y)um | (y)üm |
sen | sın | sin | sun | sün |
o | tır dır | tir dir | tur dur | tür dür |
biz | (y)ız | (y)iz | (y)uz | (y)üz |
siz | sınız | siniz | sunuz | sünüz |
onlar | tırlar dırlar | tirler dirler | turlar durlar | türler dürler |
補足:
☆三人称単数”o“が主語の時は、前回習った「これは○○です」と同じルール。
それにe・a母音調和のルールでlarがlerを付けるのが三人称複数の”onlar“。
☆一人称単数[ben]・複数[biz]が主語の時、名詞が母音で終わる場合はyが付く。
これは、母音が2文字続くのを避けるため。違いを見てみましょう。
ー名詞が子音で終わる場合
例:öğretmen=先生 [単語がnで終わっています]
Ben öğretmenim.=私は先生(講師)です。
※子音で終わる名詞の場合は、“im”を付ければOK。(単語が変われば母音調和に応じて[ım/im/um/üm]になる)
ー名詞が母音で終わる場合
例:öğrenci=生徒 [単語がiで終わっています]
Ben öğrenciyim.=私は生徒です。
※母音で終わる名詞は、“yim“を付け、yが母音が2文字続くのを防いでる。(単語が変われば母音調和に応じて[yım/yim/yum/yüm]になる)
これは、いかに多くの名詞を使って練習するかで覚えていくしかないと思います。
練習
次の単語を使って、それぞれの文章を作ってみましょう♪
1.yolcu [乗客]
私は乗客です→Ben yolcuyum.
あなたは乗客です→Sen yolcusun.
彼は乗客です→O yolcudur.
私たちは乗客です→Biz yolcuyuz.
あなた達は乗客です→Siz yolcusunuz.
彼らは乗客です→Onlar yolcudurlar.
〈単語が母音で終わっているので、一人称のBenとBizの時、母音が続くのを防ぐため“y“が入る〉
2.öğrenci [学生]
私は学生です→Ben öğrenciyim.
あなたは学生です→Sen öğrencisin.
彼は学生です→O öğrencidir.
私たちは学生です→Biz öğrenciyiz.
あなた達は学生です→Siz öğrencisiniz.
彼らは学生です→Onlar öğrencidirler.
〈単語が母音で終わっているので、一人称のBenとBizの時、母音が続くのを防ぐため“y“が入る〉
3.öğretmen [講師]
私は講師です→ Ben öğretmenim.
あなたは講師です→Sen öğretmensin.
彼は講師です→O öğretmendir.
私たちは講師です→Biz öğretmeniz.
あなた達は講師です→Siz öğretmensiniz.
彼らは講師です→Onlar öğretmendirler.
お気づきかと思いますが、代名詞がbiz,siz,onlarの複数時も、名詞は複数にしなくてOKです。
ここは英語と違うところですね。(英語はWe are teachers./They are teachers.などとなる)
(ただしonlarは、”です”(tır/dır/tir/dirなど)の後ろに複数形を表すler/larを置くので、意味複数形が隠れている)
今回は以上です。
トルコ語は頭の体操です。特にe・a母音調和と、4つの母音調和を習得するまでは大変ですが、挫けず頑張りましょう♪